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INTERVIEW

ギルガメッシュ

2016.01.13UPDATE

2016年01月号掲載

ギルガメッシュ

メンバー:左迅(Vo) 弐(Gt) 愁(Ba) Яyo(Dr)

インタビュアー:KAORU

-今まで激ロックで何度もインタビューさせていただきましたが、メンバー全員揃ってというのは初めてですね。よろしくお願いします。2015年ももう終わりですが、この1年ずっとライヴをやっていましたよね(取材日:12月中旬)。

Яyo:ライヴをかなりやってたんですけど、同時に『鵺-chimera-』の制作にもとりかかっていたので、あっという間でした。そのライヴを通してフラストレーションとかいろいろ得られるものがあって。2014年から2015年にかけて行った、ミニ・アルバム『gravitation』(2014年リリース)のリリース・ツアーからラウド・シーンといわれるものにどっぷり浸かっていって、その中で悔しい思いもしたし、気持ちの変化があった1年だったかなと思います。

弐:僕もЯyoと同じような感じで『鵺-chimera-』の制作に全部持ってかれちゃって。ライヴはいっぱいやったのに、なんか感じなくなっちゃって。それほど精神的にも身体的にも消耗したし、『鵺-chimera-』は作り上げるのに時間がかかりました。

愁:2013年くらいまで多くのジャンルのバンドとの接点はあったんですけど、がっつりここまで会話ができて飲みにいこうぜ!みたいになるまで深く関わるようになったのって、2014年から2015年にかけてだったのかな。ラウド・シーンのリスナーからしたら、ギルガメッシュは初見に近い感じだっただろうし、ライヴ展開も懐かしい感じ。共演者の客を食ってやりたいなっていう貪欲な気持ちに戻れました。10年目にしてそういう気持ちになれて、改めて気づかされた1年だったと思います。

左迅:もともとギルガメッシュって反骨精神が旺盛なバンドなので、見返してやりたいっていう気持ちがバネになって、大きな力を生むんですよね。その悔しさみたいなものを感じた1年だったんです。あと、ラウド界隈のお客さんって俺らのライヴを観たことがない人が多くて。その人たちも見返してやりたいというか。そういう気持ちが煮えたぎった1年でした。

-7月にはSiM主催の"DEAD POP FESTiVAL"に出演していましたが、すごくお客さんの反応が良く思えました。実際はいかがでしたか?

左迅:SiMとは"VAMPIRE CIRCUIT"を2012年と2013年に2年連続で開催したんですけど、それがいろんなものを得られたサーキット・ツアーだったんですね。自分たちの音楽が、ヴィジュアル系シーン以外の人にも届くんだっていう自信にもなったし。そのきっかけをくれたのはSiMだったので、"DEAD POP FESTiVAL"は単純にありがとうっていう気持ちを込めてステージに立ちました。

-9月にはメキシコでのライヴがありましたが、1,500人動員して大成功だったそうですね。

Яyo:メキシコであんなに人が集まるなんて想像してなかったし、あそこまで熱く迎え入れてくれたのも嬉しかったです。今までヨーロッパとかも回ってきましたけど、いっちばんお客さんの声がでかかったです(笑)。待ってたぜ!みたいな。聞いたことないくらいのでかさで、演奏も聞こえなくなるくらい(笑)。

弐:お客さんのパワーもすごいから、こっちも120パーセントのパワーで挑んだし、いいライヴができたと思います。

Яyo:ヨーロッパは行き慣れてますけど、メキシコは逆の大陸じゃないですか。世界のこんなところにもにファンが待ってくれてるんだっていうことを実感できました。SNS上では、"ああいるんだな"くらいに思ってはいたんですけど、ここまで届いていたのかって感動しましたね。

愁:本当に。ここまでのファンが待ってくれてるとは思ってなかったんで、改めて自信に繋がりましたし、同時にそれを認識できてなかったから、ちゃんと全世界に目を届けていかないとなーって思いました。日本だけじゃなくて、音楽のシーンの動向を世界的な視野で見ていかないといけないですね。でないとチャンスも逃しちゃうし。そういう焦りも僕の中ではありましたね。

左迅:僕もみんなと同じ感じなんですけど、一発目だからお客さんが集まるものだと思うんですよ。だから次行ったときにどうなってるのかなっていうのはありますね。自分たちのライヴが本物であればまた来てくれると思うし、流行だけで来てた人たちもいただろうけど、その人たちを魅了した自信もあるし、手応えも感じてるんで、コンスタントに行って届けてあげたいです。これからも全世界を視野に入れて活動していきたいなと思います。

-今年はギルガメッシュのライヴを結構観たのですが、観るたびに演奏力が増しているというか、どんどんたくましくなっていくなと思いました。

Яyo:ありがとうございます。この1年は特にそうですね。衝撃を受けたのが、もうちょっと前の2013年末にSHIBUYA-AXでやったとき。一瞬活動休止して、もうラウド・シーンにも目を向けてやっていくぞと覚悟を決めたときに、一発目にやった対バンがHER NAME IN BLOODだったんですよ。

-なるほど。ガチガチな(笑)。

Яyo:バンドが病み上がりでこれかっていう(笑)。もう、演奏力、技術面での差がありすぎてこれはヤバいなって。メタルコア要素もサウンドに取り込んでたんで、それをこなすためにほんと鍛えられました。

-そして約1年4ヶ月ぶりのミニ・アルバム『鵺-chimera-』がついにリリースされるわけですが、ここまでライヴをこなす中、どのタイミングで制作に入ったんですか?

Яyo:もう『gravitation』を作り終わったくらいから、次にもう1作同じサイズ感のものを出したいなと思ってたんです。シングルを出すっていう選択肢が俺の中になくて。かといって、フル・アルバムっていうのも違うし。2014年9月くらいから方向性は見えてて、がっつり制作を開始したのが2015年の2月からですね。

-そんなに早くから取り組んでたんですね。

Яyo:うちは作るのが遅いんですよ(笑)。この選曲に絞る前に30曲くらいボツにしてますからね。ギアが噛み合わなくて、作っては壊しみたいなことを繰り返して。僕の中ではもう一点しか見えてないんで、それから少しでもズレたらボツなんですよ。それを次に活かすかって言ったらあんまりそうでもないんですよね。ストックにもならないし。自分らにとってあまりエコじゃないっていうか。