INTERVIEW
ギルガメッシュ
2014.03.13UPDATE
2014年03月号掲載
Member:Яyo (Dr) 左迅 (Vo)
Interviewer:ムラオカ
-去年11月にリリースした『MONSTER』ですが、リリースから3ヶ月弱経ちましたが、今作品をあらためて振り返ってみていただけますか?
Яyo:この1枚でいろんな表現ができたアルバムだったかなって思います。メタルコア的なサウンドにも挑戦したり、後半に向かうにつれて開ける感じとか、いろんな楽曲が入ったバラエティに富んだアルバムだったなと思います。
-左迅さんはいかがですか?
左迅:『MONSTER』をリリースしてから、収録されている曲をライヴでやる機会がすごく増えたんですが、過去の曲より楽曲だけでオーディエンスに訴えかけるという部分では、すごいパワーがあるなって感じてます。『MONSTER』からやると他の曲と反応が全然違うんですよね、食いつき方が違うというか。音だけでオーディエンスをぐっと引き込めるぐらいのパワーがあるな、と感じてます。
-オーディエンスの前で演奏することによって、よりこの作品のパワーを感じることができたということですね。
左迅:そうですね。フィールドの違うバンドたちとやって、普段俺たちを観たことがないお客さんの前でライヴをする機会が多かったんですけど、楽曲だけでお客さんをノセられたって手ごたえがありましたね。
-従来の自分たちのファンだけでなく、ラウドロック・シーンにも訴えかける作品にできれば、というギルガメッシュの狙い、意図が功を奏してるということですよね。
Яyo:今回、GEKIROCK TOURでもいろんなバンドさんとやらせてもらいました。出演バンドの中でも俺らって結構ポップだとは思うんですが、「Drain」とかメタルコア寄りの曲もありますしラウドロック・シーンにおいてだいぶ自分たちを確立できてたかなって自信はありますね。
-ただメタルコアそのものに変わったというわけではないところがポイントですよね。
Яyo:そうですね。そういう要素も取り入れつつ、ギルガメッシュ節もちゃんと残ってるという......あとは初見の男の子の掴みはすごくよくなりましたね。
左迅:それは感じたね。
-激ロックのDJパーティーでも「Drain」をスピンするとすごくいい反応が返ってきますよ。
Яyo:そうですね、食いつきがいいですよね。
-MONSTER BOX Vol.00、GEKIROCK TOUR参戦は、今までの10年のキャリアの中でも大きなチャレンジの1つだったのではないでしょうか?
Яyo:そうですね、やっぱみんな上手いなと思いましたね。俺らはメタルコア出身でもないので、そこらへんの技量は負けてるんですよ、それは本当に痛感してて。みんな若いし、上手いし。でも根本のギルガメッシュらしさというオリジナリティの部分では負けてないなって、新たに自信を持ちましたね。
左迅:俺はこのツアーを回って、俺たちのことを観たことないお客さんたちの前でやってみて、ジャンルとかシーンとか関係なく、みんな目の前にある音楽をちゃんと純粋に観てくれてるなって感じました。かっこいいか、かっこよくないかで判断してくれるのが1番だと思うんですけど、それでいいなと思ってノッてくれてる人もいっぱいいたし、本当に音楽とライヴだけでオーディエンスを沸かせられてすごい自信がついたツアーになりましたね。