－リリース前はシングル候補ではなかったのに、ライヴでやってみたら想定外に盛り上がったと。

Яyo：はい、なんか盛り上がるなって（笑）。

－他にもそういった曲ってあるんですか？

左迅：結構そういう曲ばっかりが集まったイメージですね。リード曲じゃないアルバムの曲がほとんどなんで。やっぱりライヴで盛り上がる曲って分からないもんですね。ライヴでやってオーディエンスと揉み合って成長して化ける曲もあるんで、そこはライヴの面白い部分だなって思いますね。

－Track.2の「お前に捧げる醜い声」も元々は会場限定でしたよね？

左迅：はい、最初は会場限定で、その後ミニ・アルバムに入りましたね。この曲は一時期あんまりやらなかったんですけど、最近になってまたセットリストに入れるようになりました。この曲独特の一体感は凄まじいものがあるので、この曲もライヴで成長した曲ですね。

－Track.19の「Future」もデジタル配信のみでのリリースでしたよね。

Яyo：そうですね、だからCDに収録されたことない曲で、しかもフル配信じゃないよね？

左迅：これは着うた配信だけとかだったかな？

Яyo：そう、影に埋もれていた名曲なんで、これはいじらずにその時の形のままリスナーに届けたいなと思って入れました。

－なるほど、分かりました。話は変わりますが、次のオリジナル・アルバムの制作にはすでに取り掛かっているのでしょうか？

Яyo：もう大変ですよ（笑）。『MONSTER』のマスタリングが終わった次の日あたりからベスト・アルバムの作業を始めてたんです。ライヴもあるからちょこちょこしか作業ができなかったんですけど、年明けてようやく時間を作れたんでそこで一気にこの『LIVE BEST』を作って、2月7日にマスタリングが終わったんです。そこからまた今、次のアルバム用に曲作りをしてます。ノンストップですね（笑）。でも楽しいです。

－どのような作品になるのかもう見えていますか？

Яyo：そうですね、もうヴィジョンは見えていて、今少しずつそれを形にしていってる段階なんですけど、『MONSTER』より更に攻撃的な曲だけを詰めた作品にしたいなと。

左迅：攻め曲、激しい曲ばっかりのコンセプト・アルバムっぽい雰囲気になるかと思います。

左迅：最近ライヴで『MONSTER』の曲が増えたことによって、"もっと攻撃的な曲がセットリストにほしい"って思えてきたんです。

－ライヴをやることで見えてきた部分？

左迅：そうなんですよ！もっと刺激がほしくなっちゃって（笑）。"もっとほしい！もっとほしい！"って（笑）。

Яyo：ちゃんとギルガメッシュ節は残しつつ、さらに攻めていきたいなって思いますね。