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INTERVIEW

ESKIMO CALLBOY

2014.01.14UPDATE

2014年01月号掲載

ESKIMO CALLBOY

Member:Kevin Ratajczak (Vo/Key)

Interviewer:ムラオカ

-話は変わりますが、ドイツ出身の最近の若手のスクリーモ、メタルコア・バンドで世界的に成功しているバンドは非常に少ないですよね。元々SCORPIONS、ACCEPT、HELLOWEENなど世界的に活躍したメタル、ロック・バンドを輩出してきた国というイメージがあるのですが、最近のシーンはあまり元気がない状況なのでしょうか?

そうだな。今世界的に活躍しているのはRAMMSTEINくらいかな。他にもWE BUTTER THE BREAD WITH BUTTERとかはいるけど......ブレイクダウン・ミュージックみたいに新しいタイプの音楽はアメリカが先導役になって、みんながコピーしようとするだろう? これは大きな問題だと思うんだ。影響を受けたものを取り入れることはもちろん禁じられてはいないけど、自分のスタイルを織り込むのを忘れてはならないからね。特定のバンドにちょっと似た音を出すくらいなら別にいいと思うけど、まるきり同じじゃあね。俺たちの場合は、最初のEPや『Bury Me In Vegas』のときはASKING ALEXANDRIAやATTACK ATTACK!なんかをよく聴いていた。いわゆるメタルコア系だね。もちろん彼らの影響は今も受けているけど、同じものは作っていないと自分では思ってるんだ。俺たちが他のドイツのバンドと違うところがあるとしたら、俺たちは自分たちだけの要素を音楽に織り込むことができた点だね。ここは他のバンドにも似てる、とかそういう点はあるかも知れないけど、ESKIMO CALLBOY的だとしか言いようのない点があるはずなんだ。他よりちょっとビッグなバンドになるためには、これがとても重要なところだよね。そういうところが受け入れられる訳だからさ。でもそういうバンドは最近ドイツになかなかいないのが寂しいけど、俺たちがロール・モデルになれるように頑張ってくよ。

-日本でのリリース日である2014年1月29日に日本に到着し、4公演行いますが、前回の来日と比較して会場の規模がアップしています。特に新木場STUDIO COASTは2500人規模の会場です。あと1ヶ月後に迫っていますが今の意気込みを教えてください。

俺もバンドのみんなも日本をマジで愛してるんだ。前回は俺たちにとって初めての海外だったこともあるし、俺自身、今でもハートのど真ん中に日本があるよ。これから日本でプレイするから言っているわけじゃなくて、両親や親戚にも言ってるんだけど、あの短かったジャパン・ツアーが今までの中でベストだったんだ。ショウももちろん素晴らしかったし、何しろ日本という国がとても気に入ったんだ。日本の人たちがお互いを思いやるところがね。みんな礼儀正しくてフレンドリーで、食べ物も美味しいし......とにかく人への接し方が素晴らしい。ああいう良さは世界中のどこにも見られないと思う。だからそういう国にまた行けることがとても嬉しいんだ。もちろん他のメンバーもそう思ってるよ。Davidにとっては初めての日本だけどね。下積みを経てからこうやって海外でプレイできるようになるのは大事なことだけど、あいつの場合は小さい会場のショウをやることなくいきなりこれだからラッキーだよね。あいつも絶対日本が気に入ると思うよ。あいつはメンバーの中でもパーティー好きで、いつも最後まで起きているタイプなんだ(笑)。前回のツアー・マネージャーは最高だったから、今度も同じヤツだといいな。たった4日間のツアーだったけどとても仲良くなれたから、また会いたいよ。

-ありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いいたします。

2回目の日本ツアーが実現することになって、メンバー全員マジで張り切っているんだ。1秒でも早く日本に行ってプレイしたいね。前回のツアーで会えたみんなとの再会ももちろん楽しみだし、新しい出会いも楽しみだよ。あと、オコノミヤキが食べたいね。発音合ってる(笑)?あれは本当に美味しかったから、またぜひ食べたいと思ってるんだ。とにかく、前回と同じ会場も、新しい会場も、今すぐにでもプレイしたいくらいだよ。新年が明けたら、あと4週間!そうしたらそっちに行ける。楽しみだぜ!!