DISC REVIEW
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紫煙の漂う古めかしいバー。そこはどうやら幽世と現世の境界線にある場所で、夜ごとに不可思議な出来事が起こるのだという。墓場の街、グレイヴタウン出身のモンスター4人組によるLeetspeak monstersが、ハロウィンの季節にドロップする本作は、小粋なエレクトリック・スウィングが聴く者を酔わせる表題曲から幕開けする。一転しての現代的疾走感が心地よいロック・チューン「Reborn」、A-HAの名曲を彷彿とさせる80年代テイストがキラめく「N30n r∞m r3c4ll」(初回盤収録)や、フロントマン D13の十八番であるラップが"骨しばり"で展開されていく「Singing Skeleton」(通常盤収録)も大傑作。 杉江 由紀