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INTERVIEW

Leetspeak monsters

2020.03.20UPDATE

2020年03月号掲載

Leetspeak monsters

メンバー:D13(Vo/Rap) Yo'shmeer(Gt/Cho) Euskyss(Ba) DieWolf(Dr)

インタビュアー:杉江 由紀

異世界に棲むモンスターたちが、現世に向けて放つ春の訪れを祝う歓びの歌。それは意外にも優しくそして温かい。自称"オバケミクスチャー"なサウンドとそのホラーチックな存在感が特徴的なLeetspeak monstersがこのたび発表するのは、ベルテーンという名の魔女祝祭をテーマにした4thマキシ・シングル『Beltane』だ。墓場の街 グレイヴタウン出身のガイコツ、フランケンシュタイン、ヴァンパイア、オオカミ男が奏でるこの音が唯一無比なものであることは言わずもがな。昨今はヒプノシスマイクへの楽曲提供でも話題を振りまいたほか、なんと来たる7月5日には自身初のマイナビBLITZ赤坂でのツアー・ファイナル公演も決定!

-Leetspeak monstersは人間界とあの世の狭間にある墓場の街、グレイヴタウン出身のメンバーで構成されたバンドである、という基本的な背景があるということで。これまでに発表してきた作品たちも、常にそこにはコンセプトやストーリー性が伴っていたことになるかと思います。まずは、今回の4thマキシ・シングル『Beltane』を仕上げていくうえで軸としていたテーマがどのようなものだったのかを教えてください。

Euskyss:ちょうど春に出す作品ということで、ベルテーンという春に行われる魔女の祝祭をイメージして作ったのがリード曲の「Beltane」なんです。そして、おおまかなアレンジは曲を作った段階で僕がやって、そこから各パートに任せていった感じですね。

-ベルテーンとはケルト文化に影響を受けているヨーロッパ圏において、4月30日から5月1日にかけて行われるお祭りなのだそうで、日本ではドイツ名のヴァルプルギスの夜、またはワルプルギスの夜として有名でもありますね。

Euskyss:イメージ的には、ハロウィンの春バージョンみたいなお祭りなんですよ。寒い冬が終わって、暖かい春がやってきたことに対する喜びをみんなで祝う、みたいな意味があるんです。「Beltane」では、そのテーマをモンスターである僕たちが音楽として表現していきました。

-Leetspeak monstersのこのヴィジュアルで、ハロウィンの春バージョンとは"まさに"という感じがしますね。ちなみに、みなさんはモンスターとしてのキャラクターもお持ちであるということなので、改めてその点も少しご紹介をいただけますでしょうか。

DieWolf:オオカミ男です。パートはドラムです。

D13:私がガイコツです。ヴォーカルです。

Yo'shmeer:フランケンシュタインです。ギターやってます。

Euskyss:僕はヴァンパイアで、ベーシストです。

-承知しました(笑)。そんなLeetspeak monstersは見た目からしてエンターテイメント性に富んだ存在感を持っている点も大きな特徴であると言えますが、一方では、出しているサウンドも個性的です。この記事を読んでいらっしゃる"まだ音を聴いたことがない"方たちに向けて、そこを何か言葉で説明していただくことはできますか。

D13:わかりやすく言うなら、"オバケミクスチャー"ですかね(笑)。

DieWolf:ホラー・ファンタジーっていう言い方もできると思うんですけど、どっちにしても聴いてくれた人が楽しくなれるような音楽をやってるのは間違いないと思います。ただ、今回の「Beltane」に関しては今までのLeetspeak monstersとはちょっと違うテイストにしたところもあるんですよね。

-と言いますと?

Euskyss:ベルテーンはケルトのお祭りなので、音的にもケルトっぽい要素をちょっと入れたりしましたね。そして、ベルテーンは楽しくて明るいお祭りなので今までのLeetspeak monstersが出してきた音と比べるとダークさは少し抑えめにしながら、明るい雰囲気で作っていくようにしました。あとは、詞の面では日本語で前向きなメッセージ性を打ち出したのもこの曲のひとつの特徴だと言えるでしょうね。聴いてくれる人たちの、背中を押せるような内容にしたかったんですよ。

-なるほど。では、そんな「Beltane」について各パートの見地から重視されたことについてもそれぞれ教えてください。

Yo'shmeer:「Beltane」はデモを聴いたときに優しい空気感がある曲だなと感じたので、最初はギターも柔らかい音をつけていこうと思ってたんですよ。でも、Euskyssから"いや、ここはあえてロックなギターを弾いてほしい"って言われたので、思い切り自分なりのロック・ギターを炸裂させました(笑)。

-曲調とギターの質感が面白いギャップを生んでいるわけですね。

Yo'shmeer:あまり音を歪ませすぎないように、ということも意識してましたね。個人的にはゴリゴリなメタルとかパンクが好きなんですけど、Leetspeak monstersに関してはこの曲に限らずそういう要素はあんまり必要ないと思っていて、最近は新しくテレキャスなんかも導入するようになったんですよ。今回はレコーディングでも、それを初めて使わせてもらいました。ここに来て、初めてシングルコイルの音の良さに目覚めましたね。

-それは興味深い変化ですね。基本的に、激ロックに登場するバンドの多くはむしろシングルコイルの音を避けがちな傾向にあると思うので、その音でこのバンドならではの迫力ある音を出していくというのは画期的なアプローチだと感じます。

Yo'shmeer:たぶん、ほかのバンドさんだとハムバッカーのピックアップを使うことが多いとは思うんですけど、Leetspeak monstersで活動を続けてくるうちに自分としてはシャキッとした音のほうがこのバンドには似合うな、と思い始めたんですよ。うちは別に重いチューニングでやってきてるバンドではないですし、今となってはこっちのほうが弾いてて気持ちいいんです。

-そうしたギター・サウンドの変化が、ヴォーカル・パートに何かしらの影響を与えた点というのもあったりしたのでしょうか。

D13:声質の面で自分は高いところがわりと出るタイプなので、そこはできれば楽器の音と当たらないほうがいいのかなというのはありますけど、本質的にはみんなにも自由にやってほしいし、自分も自由にやりたいし、っていう考え方なので影響というのは特にないですね。曲によっては重心が低いものもあったりするけど、それはそれでお互いうまくバランスを取り合ってる感じです。

DieWolf:ドラム録りに関しても、その都度テックさんに入ってもらって、曲に合わせたチューニングをしてもらってます。それに、最近は特に言葉で話し合ったりしなくてもお互いがどんな音を出してどんなプレイをするかっていうのはもうわかってるので、そんなに細かく考えたりする必要もなく自然にやってますね。

D13:モンスターなりに、空気を読めるようになったのかな(笑)。

Euskyss:昔はそういうこともあったけど、最近は主張しすぎて音が噛み合ってないということがなくなりました(笑)。音がまとまるのはほんと早くなりましたね。