DISC REVIEW
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"グレイヴタウン"出身の4人のモンスターによるV系ラウド/ミクスチャー・バンドの2ndミニ・アルバム。ゴシックなヴィジュアルとダークなカーニバルを彷彿させる雰囲気は、グラム・ロックを通過したMARILYN MANSON、MY CHEMICAL ROMANCE、SiMなどの系譜に位置しており、ラウドロックの文脈で"ポップ"に対して徹底的にこだわっているあたりはMAN WITH A MISSIONの系譜とも言える。ハロウィン感を醸す不思議な音階とラウドロックが融合された、映画のサウンドトラック的な作品でもあり、至るところに往年の"エモさ"が散りばめられているヒューマニティに溢れる作品でもある。ユニークなセンスとクオリティの高さを併せ持つ"好感度が高い"希少なV系バンド。 KAORU