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DISC REVIEW

It's The End Of The World But It's A Beautiful Day
CD : ¥2,860 → ¥2,357
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変化自在な個性派俳優としても目覚ましい活躍を見せるJared Leto(Vo/Gt)と、Jaredの実兄であるShannon Leto(Dr)によるバンド、THIRTY SECONDS TO MARSが久々に音楽シーンに復帰を果たした。先行シングルとして公開されていたTrack.1「Stuck」で十二分に示されていたように、本作はエレクトロニック・サウンドを大々的に取り入れ、ポップな要素も増した音楽性が賛否両論を生んでいるようだ。彼らは寡作なタイプながら常に自分たちの音楽性を変化させてきたバンドであり、その姿勢はJaredの俳優に対するスタンスと同じというのが個人的な印象である。名盤『This Is War』(2009年)のようなスタジアムが似合う壮大なロックを彼らに求めているのであれば肩透かしを食らうかもしれないが、エモーショナルなメロディは健在だし、特にラスト曲「Avalanche」はJaredが優れたヴォーカリストであることを再認識させるアンセミックな名曲であろう。 井上 光一