DISC REVIEW
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HEY-SMITHの猪狩秀平(Gt/Vo)をプロデューサーに迎えた前作発表後、ツアーなどを行う過程の中で、バンドの基礎体力はさらに鍛え上げられたのではないか。この4曲入り1st EPは、ライヴ感が一段と増し、切れ味とタイトに引き締まったバンド感を存分にアピールする内容に仕上がっている。全曲フロアにベクトルを絞ったエネルギッシュなパワーに満ち溢れているのだ。シンガロングやダンシングを誘発する楽曲群は、初めて現場で聴いたとしてもパーティーに巻き込める求心力を誇っている。表題曲はまさに会場をひとつに束ねるアンセム曲と言えるだろう。そして、THE BRIAN SETZER ORCHESTRAのカバー「Gettin' in the Mood」も、MAYSON'sカラーに見事染め上げている。 荒金 良介