DISC REVIEW
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名刺代わりとも言える全6曲入りの1stミニ・アルバム。プロデューサーにHEY-SMITHの猪狩秀平(Gt/Vo)を招き、万全の体制で挑んだデビュー作だ。英語詞を貫きながら、メロディックに通じる高揚感、身体が自然と動くスカのリズム、そして、一度聴けば頭に残るキャッチーな楽曲センスはスカ・パンク好き以外にも響く普遍性を帯びている。男女ヴォーカルの掛け合いに胸が躍る「Tiny Tune」、宇宙をテーマにした飛翔感に富む「Super Fly High」、中毒性の高い歌メロを配した「BAM BAM BAM BOOM」、シンガロングを誘発するポップな「Yummy Yummy」など、どれもシングル級のハイクオリティな楽曲がずらり。全曲ライヴ仕様の熱さと親しみやすさを感じさせる強力盤だ。 荒金 良介