DISC REVIEW
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フロリダ州オーランド出身、前作がビルボード・チャート15位の4人組実力派メタル・バンド、TRIVIUMによる2年ぶり6枚目となるフル・アルバム『Vengeance Falls』がリリースされる。プロデューサーには、DISTURBED / DEVICEのフロントマンとして有名なDavid Draimanを初めて起用。その影響もあってか従来のオーセンティックなメタルとメタルコア・サウンドを軸としながらも、モダン・ヘヴィネス的なぶっといグルーヴ感をも味わうことができる。"この作品は、俺たちが今までに経験してきた全ての最高到達点だと言える。自分との戦い、そして世界で経験してきたこと、その全てを集約させた作品なんだ"とフロントマンMatt Heafyが語るが、その決意を十分に感じることができる"彼らの集大成+メタルの未来"が詰まった傑作だと言えるだろう。2011年に続き今年のLOUD PARKにも出演が決定している彼ら、この中の楽曲がライヴでどう表現されるか非常に楽しみだ。 ムラオカ