MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

TRIVIUM

2011.08.05UPDATE

2011年08月号掲載

TRIVIUM

メンバー:Matthew Kiichi Heafy(Vo&Gt) Corey Beaulieu(Gt&Vo)

インタビュアー:ムラオカ

-ニュー・アルバム『In Waves』完成おめでとうございます。 今の気持ちを教えてください。

Matthew Kiichi Heafy(以下M):実はほとんど終わってるんだけど、まだミックスできていない状態の曲が4曲残ってるんだ。あと今作はスペシャル・エディションも作ってるから、それ用のボーナス・トラックの準備や、ビデオの制作などいろいろな細かい作業が残ってるんだけど、ありがたいことにメインの部分は終わっているんだ。他のところは急いでやらないといけないわけではないから、一旦作業は落ち着いてという感じだね。

Corey Beaulieu(以下C):音楽の制作と同時進行でスペシャル・エディションの制作などを進めてきたから、物凄い大変だったな。ここ1年位は音楽じゃない部分のアートワークなどに関してもアーティストと組んで取り組んできたから本当に大変だったよ(笑)。

-スペシャル・エディションとは日本でリリースされるDVD付き限定盤のことですか?

M:そうだね。スペシャル・バージョンには通常盤には収録されていない曲が5曲付いたり、メイキング・ドキュメンタリーやスタジオ・ライヴを収録したDVDが付いたりするからかなりお得なんだ。

-今作『In Waves』にコンセプトやテーマがありましたら教えてください。

M:申し訳ないんだけど、基本的な姿勢として僕たちは詞については語らないんだ。詞の意味について話してしまうと、聴き手に先入観を持たせてしまうと思うからそれを避けたいんだよ。バンドのメンバーでさえ僕が一体何を考えて、どういったフィーリングに基づいて書いたかということを説明してないから、アルバムを聴いたみんなが自分で考えて欲しいと思っている。ビジュアル面に関しても今作はかなり練り上げてあるんだけど、これも実際にみんなが見て考えて欲しいな。そういう想いがあるからあえてここでは語りたくないんだ。

-なるほど。ビジュアル面というのはジャケット・デザインなどについても含んでいるのでしょうか?

M:そうだね。出来上がったものを見てもらえたら、分かってくれると思うよ。

-ジャケット・デザインはどなたがやっているのでしょうか?

M:このジャケットに関わったアーティストは何人かいるんだ。まずはJon Paul Douglasだ。彼はフロリダにいる僕の友達でメインは写真家なんだけど、ビデオもやるアーティストなんだ。そのJonが撮った写真を実際のアートワーク用に加工する作業をやってくれたのがDanny Jonesという人なんだ。(実際のアートワークを見せてくれながら)背景はJonが撮ったもので、それを加工したのがDannyなんだ。あとクロージングのデザイン担当と、ビデオの担当がいるから計4人のデザイナーがかかわっているよ。今回ジャケット・デザインにはかなりこだわったから、メタルによくある典型的な戦闘シーンとかドラゴンだとか、ヒロインではなくて、今までと異なった感じの趣で作りたかったんだ。

-アルバム毎に大きくデザインが変わってきましたが、確かに今回も大きく変わりましたね。

C:今回はアルバム・リリースのスパンが空いたということもあり、時間を取ることができたんだよね。今までも努力して作品を作ってきたんだけど、もう少しだったなというところがどうしても残ってしまっていたんだ。今回はそういった後悔を残したくなかったんだよね。ここ1年半くらいバンドの中でもいろいろなことがあったから、そういう部分で時間が掛かってしまっていたということももちろんあったんだけど、リリース・スパンが3年以上空くということもあって、新しいバンドの姿っていうのも、見せたいなという思いもあったから、デザインもガラッと変えてみたんだ。

-リリースするまでに時間がかかってしまった一端にはドラマーTravisの脱退、ニュー・ドラマーであるNickの加入も関係しているのでしょうか?

C:メンバー交代というのは俺たちも望んでいたものではないし、ずっと同じメンバーでレコードを作ってきたから、誰かが去っていった、或いは追い出されたっていうと、あぁ、もう以前とは違うんだなっていう印象をみんな持つと思うんだよね。でも今回最良の形でNickというドラマーが決まって、自分達としても不思議なことにTravis以外のドラマーと組んだことがないから、Nickが入ったことで方向性が広がったように感じているんだ。レコーディングに先立ってライヴで一緒にやる機会があったんだけど、Nickはバックグラウンドが広いドラマーだから、どんなことでも簡単にこなせるし、安心感を持ってレコーディングに臨むことが出来たんだ。こういう言い方をしていいか分からないけど、Travis在籍時には彼のためにセットリストから外した曲がいくつかあって、それも今後は遠慮なくセットリストに組み込むことができるしね。今まである曲を練習した上で、さらにニュー・アルバムのレコーディングに臨むということでNick自身は大変だと思う。彼は高いスキルは持っているけど、どういったドラミングがこのバンドに相応しいかっていうところから少しずつ模索を始めたと思う。そうやってドラマーとして彼が成長していく様子を俺たちは楽しんでみていたようなところはあるんだ。実際にNickがバンドに何をもたらしたかというところは、恐らくアルバムを聴いてくれれば分かってくれると思うし、それによって彼がもたらしてくれたものに僕たちはとても満足しているよ。