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INTERVIEW

TRIVIUM

2015.09.18UPDATE

2015年09月号掲載

TRIVIUM

メンバー:Paolo Gregoletto(Ba)

インタビュアー:米沢 彰

-7枚目となるニュー・アルバム『Silence In The Snow』のリリースおめでとうございます。アルバムが完成しての手ごたえはいかがですか?

とても楽しみだよ。ネットでとても話題になっていて、みんなよく反応してくれているんだ。とにかく楽しみにしてくれているね。これまでこっちからちゃんと話題を発信したことがなかったから、みんなにとっては青天の霹靂だったみたいだね。ようやくビデオと曲が発表されてこっちもワクワクしているよ。

-前々作『In Waves』(2011年リリースの5thアルバム)、前作『Vengeance Falls』(2013年リリースの6thアルバム)、そして今作ときれいに2年ごとにリリースを続けていますね。コンスタントなリリースを続けるモチベーションはどこから生まれてきているのでしょうか? あるいはどのようにモチベーションを維持していますか?

ツアーは体力的に疲れるものなんだ、特に移動が絡むとね。でもショーをやって音楽をプレイすることがとにかく楽しいんだ。だからアルバム作りも苦にならないね。何の楽しみでもなく、ツアーをただやるだけのためにアルバムを作っている、というふうにはなりたくないな。俺たちの場合はアルバムの1枚1枚がその時点での意思表示なんだ。2年ごとに成長して、願わくはよりよいミュージシャンになっているといいんだけど。ただ曲を書くだけじゃなくて、そういうものも表れているような曲にしたいね。今回のアルバムはそういう意味で今までで1番大きな意義のあるアルバムじゃないかな。

-前作から2年でのリリースですが、制作はいつごろからスタートしたのでしょうか? 去年の冬は日本に来ましたよね。

うん。まぁ、俺たちはいつでも曲を書いているからね。曲作りに関しては特に支障をきたしたことはないな。Matt (Matthew Heafy/Vo/Gt)とCorey(Beaulieu/Gt)と俺は常に曲を書きながら意見交換しているんだ。俺自身はツアーの合間に書くのが好きだね。ずっとアイディアやデモをアップデートし続けているんだ。前回は、日本で"KNOTFEST"に出て、そのあとオーストラリアに行って帰ってきてから1ヶ月半オフを取ったんだ。オフ後は早速練習とリハーサルを始めて、プリプロダクションは5週間くらいかかったかな。そのうち3週間は自分たちだけで、残り2週間はプロデューサーのElvis(Michael "Elvis" Baskette)と一緒だった。そのあとはレコーディングに4ヶ月くらいかけたよ。だからツアーのあとすぐレコーディングに突入した感じだけど、すごくいいアイディアがいっぱいあったから準備はできていたし、躊躇はなかったね。

-ということは、制作が始まったのは去年の暮れから今年の初めにかけてという感じですかね。

そうだね。プリプロダクションに入ったのが1月だったかな。

-前のツアーの勢いもそのままにレコーディングに突入したわけですが、実際は、勢いやエナジーを感じさせるこれまでのアルバム・タイトルと比べて、タイトルからすでに雰囲気が随分変わったように感じられます。バンドとして円熟してきた、という見方についてご自身ではどのように感じますか?

アハハ、そうだね。でも不思議な話で、タイトル曲(Track.2「Silence In The Snow」)自体は2007年からあるものなんだ。円熟という意味で言うと、まさにあの曲が鍵だね。曲は昔からあったから何度もこれまでのアルバムに入れようとしたけど、どうもまだ俺たちがこの曲をやる準備ができていない気がしてさ。今回はその時が来たような気がしたんだ。この手の曲はこっちから進んで取り組まないといけないからね。Mattが大半のヴォーカルを執っているんだけど、歌詞が前面に出ているから、何をどう語るかについてよく考えないといけなかったんだ。俺たちにとってはチャレンジだったよ。スタジオ入りしたときは、望み通りのものができるかなんて自信はなかった。とにかくスタジオに入って、そこで自分たち自身をものすごくプッシュしたんだ。Mattは特に頑張っていたね。(プロデューサーの)Elviss(※Michael "Elvis" Baskette)にヴォーカル面をものすごく指摘されていた。ふたりで膝を突き合わせて歌詞について取り組んでいたよ。その場でレコーディングしながら書いた箇所もあったんだ。楽しかったけどハードだったな。5年前の俺たちだったら無理だったと思う。

-2007年ということは『Shogun』(2008年リリースの4thアルバム)の前ですよね。随分長い間あたためていたんですね。

そうだね。背景をちょっと説明すると、たしか"LOUD PARK"のときだったと思う。HEAVEN AND HELLと共演したとき。彼らと何回かショーをやったときにMattが歌詞と素晴らしいリフを思いついたんだ。彼らにインスパイアされたんだね。特にDio(※Ronnie James Dio)に。あんなにキャリアが長いのにずっとグレイトで、ヴァイブがあって。『Shogun』のときデモを作ったんだけど、時間がなくて完成できなかったし、アルバムにも入れる場所がなかった。それでお蔵入りになったんだ。マネージャーはずっと俺たちにやることを勧めていたけどね。デモのときから惚れ込んでくれていたんだけど、俺たち的にはどうもしっくりこなかった。『In Waves』(2011年リリースの5thアルバム)にも『Vengeance Falls』』(2013年リリースの6thアルバム)にも合わなくてさ。でも今回はこの曲を中心に他の曲作りができたから良かったよ。俺たちがこういう音のアルバムになるような曲を書くインスピレーションになった曲なんだ。