DISC REVIEW
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2010年にリリースした前作から2年ぶり、ハード・ロック重要盤の登場だ。BUCKCHERRYと言えば、パンキッシュでグラマラスでエッジーなロックンロール!なわけで、もちろんその醍醐味は今作でも存分に楽しめる。更に注目していただきたいのは、今作ではJosh Toddが脚本を手がけた同名の映画のテーマである"7つの大罪"という壮大なコンセプトが基となっているのだ。これは興味深い。BUCKCHERRYに関しては特に、全ての大罪を犯したからこそ産まれたロックンロールだと思うのだが......ここはぜひ対訳を読みながら楽しもう。曲の構築、流れ、全てに物語が詰められているので、シリアスな趣ではあるのだが、なんとなくカラッとして爽快な雰囲気に仕上げているのも彼らならでは。 KAORU