COLUMN
MINAMI NiNE ヒロキのてげてげ通信 第7回
激ロックをご覧の皆様、毎日お疲れ様です!
「てげてげ通信」7回目でございます。
少し涼しくなってきましたけど、やっぱり夏は暑かった!
服もパンツも何もかも脱ぎ散らかして、頭もツルっと丸坊主にして、キンキンに冷えた氷水のプールに7時間くらい浸かりながら缶ビールを飲んだりして、歴史に残るほどの大風邪をひいて、周りに迷惑かけたい!!
いや、かけさせて頂くんだ!って思っちゃうくらい暑い夏でした。
子供の頃は家のすぐ近くにイケてる川があったので、夏休みはほぼ毎日川に友人達と遊びに行っておりました。
「突き」って分かりますかね?
正式名称は分からないんだけど......。
ヤリにゴム紐が付いていて、そのゴムをギューっと引っ張って魚にグサっと突き刺す漁的なやつ。
「獲ったどー!」で一躍時の人となったよゐこ濱口さんが海に潜ってやってたやつ。
小学3年くらいから中3くらいまで夢中になってました。
将来コレで食っていけないかな?と毎年夏になると考えたりしたものです。
とある夏の日の午後のこと。
いつも通り、思いっきり息を吸って潜る。
水草の奥を覗くと、そこには大きな鯉が。
「このサイズは母ちゃんも喜ぶやろうな~!やべー!」と思って渾身のひと突き!
見事一発でゲット!
大興奮の僕は自転車のカゴに大きな鯉を優しく入れ、友人達を川に残したまま、全速力でペダルを漕いで帰宅。
下り坂も全力で立ち漕ぎかますくらいの勢いで。
(※ちなみに自転車は妹から黙って借りた女の子仕様のやつです......)
ヒロキ「母ちゃん!すげーの獲ってきたよ!このサイズの鯉は嬉しいやろー?」
母「はー!?もう!!なんねこれ!!いらんいらん!なんでわざわざ持って帰ってくっとね。近所の誰かんちにあんたが自分で持って行ってよ!うちは鯉はいりません!!」
まさかのリアクションでしたし、妙に怒られるしで凹む僕。
一瞬悩み、高確率で貰ってくれそうな近所の優しいおばちゃんちに大きな鯉を持っていくことにしました。
ヒロキ「あのー。さっき獲ったんですけど、この鯉いりませんか?」
おばちゃん「あらー!ヒロキ君ありがとねー!貰うわね!嬉しいわ~大きな鯉やね~!!」
なんと......大きな鯉を笑顔で受け取ってくれたのです。
なぜか照れる僕。
きっと、生臭いその人差し指で、鼻の下をコスコス擦っていたに違いない!!!!
今思うと、おばちゃん驚いただろうな。
困っただろうな......。
ピンポンが鳴って玄関あけたら、めちゃくちゃデカイ鯉を抱えたびしょ濡れの少年が立ってるんだもんね。
本当は迷惑だっただろうなー。
優しさで喜んだふりをしてくれたんだろうな。
あれから20年。
ようやくおばちゃんの優しさと、
「ヌレヌレ自転車☆鯉デリバリー」のヤバさに気付いたところです。汗
すみませんでした......。
おばちゃんがあの大きな鯉を食べたのかどうかは知らないけど、僕の地元は何気に鯉料理が有名なんです。
普通に美味いですよ!
もし小林市に行くことあれば是非どうぞ。
鯉を丸揚げしてあんかけぶっ掛けてるやつとか超美味い。
てか、あんかけが美味いのか。
嗚呼......っっ!
今めちゃくちゃあんかけ食いてえぇぇぇぇ......っっ!!
P.S. 一番好きな魚はサーモン。
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