COLUMN
ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.1
ここは俺たちのスタジオの前。荷物は全部まとめてある。俺たちの持ち物や機材は、あとは積み込むだけ。準備万端だ。そんな状況でなぜか、ちょっと昔のことを思い出してきたよ。ぼろぼろの車に入りきらない荷物を積み込みまくってショーに向かっていた時のことをさ!
本当に色んな変化があったよ!
だって今回は違うんだ。いつもより大きい!
今回は、俺たちの初めての寝台バスツアーになるんだ!初めてのヨーロッパ・ヘッドライン・ツアー!
16日間、16公演、4バンド、1つの想い:
みんなで最高のパーティーをするんだ!
動物園への遠足のために準備をしている幼稚園児みたいに興奮しているんだ。この大きな黒いバスが俺たちのスタジオのある通りに着いてから、荷物をバスやトレーラーにできるだけ早く詰め込もうとした。
そしていつも通りに上手くいったよ。みんなそれぞれの役割を分かってるからね。俺たちはただ一緒に働いてる男の集団なんかじゃなくて、最早家族みたいな存在なんだ。
そして初めて、この新しい家に一歩足を踏み込んだ。
このバス、デカい!二階建て、リビングルーム、トイレ、小さなキッチンが後ろの方に見える。それに20個はあろう寝台。それにテレビのある小さなラウンジが上の階に。
俺たちは隅々までバスの中を見ようと子供みたいに走り回ったよ。ベッドは1番最後に見るけどね、それにもちろん......ビールと酒を全部冷蔵庫に忘れずに入れるんだ。最初の目的地はフランクフルト。まずCLOSE TO HOMEとTHE BROWINGを拾わなきゃね。
そして彼らが最初にゲートに現れた瞬間、これからの数日間俺たちがどんな風になるか瞬時に感じ取ったんだ......死ぬ程酔っぱらって、油まみれにされたみたいな髪の毛と、真っ直ぐに戻せなさそうなゴワゴワの服。後から聞いたけど、酷いフライトだったらしい。
THE BROWINGは去年あったドイツのNever Say DieツアーとFull Forceフェスティバルで会ったから知っていたんだ。だから彼らにもう1度会えて本当に嬉しかったよ!
CLOSE TO HOMEとの初対面も完璧だったよ。
冷蔵庫から取り出したばかりの冷たいビールの最初の1杯を共にするまでに、このパーティー旅行はこれ以上ないくらい最高にフィットするって分かったよ!あまりにもたくさん面白い話がありすぎて、最初の会場に一瞬で到着したよ。
Sushi/Vo
- 1