BLUE ENCOUNT田邊駿一のMOVIE ENCOUNT！(略してムビエン。)　vol.12

COLUMN

BLUE ENCOUNT田邊駿一のMOVIE ENCOUNT！(略してムビエン。)　vol.12

冬だねー。今年もあと少しで終わりだねー。ってかもう少しでクリスマスだねー。
田辺の今年のクリスマスはねー。
ライブです。ち、ち、ち、チクショー！！！！
どうせ巷はラブラブクリスマスなんでしょ......
悔しい。悔しいので、今回はクリスマスとは真逆の映画を紹介して悔しさを晴らそうと思います。

「デスペラード」：ギャングに恋人を殺された過去を持つギター弾きの男、エル・マリアッチ。今は、拳銃を山ほど入れたギターケースを持ち歩きながらそのギャングのボスを探し歩く復讐者になっていた。
監督のロバート・ロドリゲスと、主演のアントニオ・バンデラスを一躍有名にさせた作品ですね。ロドリゲス監督はこの作品後に「フロム・ダスク・ティル・ドーン」や「スパイキッズ」など立て続けにヒット作を生み出してますね。
バンデラスは今ではすっかりハリウッドの重鎮。とにかく、この映画......クサい。
何クサいかというと、男クサい。真夏のメキシコを舞台に、復讐の鬼になった男がギャング達を撃って撃って撃ちまくる。
とにかく全編バンデラスさんは汗だくになりながら戦っている。こんな汗だくで戦ってる男は世界でバンデラスさんか大仁田厚さんくらいだと思います。
汗と男気と復讐心とメキシコの雰囲気が全てしっかりとマッチングしてるのがこの作品の良さなんだよなー。
俺が一番好きなシーンは、物語序盤の酒場での銃撃戦シーン。個人時には田辺の今まで観てきたアクション映画の中で一番好きな銃撃戦シーンです。
コミカルでシリアスでアンリアル。そして、この映画で紅一点の存在がマリアッチに想いを寄せる女、カロリーナ役のサルマ・ハエックがセクシーすぎます。
セクシーオブザイヤー受賞っす。総評すると、男の中に眠る「男」が覚醒しちゃうくらい熱い映画ってことです。

この作品の数年後にほぼ同じキャストで「レジェンド・オブ・メキシコ」という続編が作られるのですが、今度はあのジョニー・デップ師匠やミッキー・ローク師匠も参戦してさらに男クサさに拍車がかかっておりますのでこちらも要チェック！
女っ気のない切ない男ぼっちクリスマス野郎はこの映画で汗まみれになっちまえー！！！