DISC REVIEW
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MY FIRST STORY、AIR SWELL、SWANKY DANKと一緒に作ったスプリット作『BONEDS』で話題を呼んだBLUE ENCOUNTが満を持してメジャー・デビュー!その第1弾になる4曲入りEPは、彼らの魅力をこれでもかと詰め込んだ濃縮盤。とにかく、オープニング曲「MEMENTO」からぶっ飛ばされた。ギター・ロックとミクスチャーが正面衝突して、最後はウルトラC級に難易度の高い技で着地するみたいな曲調でビックリ仰天。もともと器用なバンドであり、音楽的バックボーンの広さは以前から承知済みだったけど、その自分たちのアイデンティティを臆せず1曲に封じ込めた勇気と技量に脱帽。『BONEDS』に収録されていたメロディック・チューン「NEVER ENDING STORY」は3曲目に挟まれ、いいクッション的な役割を果たしており、作品全体を通して攻めに攻めた1枚に仕上がっている。全曲ライヴの絵が浮かぶ刺激性と高揚感に満ちている。 荒金 良介