BLUE ENCOUNT田邊駿一のMOVIE ENCOUNT！(略してムビエン。)　vol.10

COLUMN

BLUE ENCOUNT田邊駿一のMOVIE ENCOUNT！(略してムビエン。)　vol.10

夏真っ盛りだねー。暑い時は極力動きたくないよねー。クーラーのガンガン効いた部屋で寝ときたいよねー。って、ふざけるなー！！！！！暑い時こそ汗をかけー！！太陽を往復ビンタしてやるような熱い人間になれ！！ということで、本日は熱帯夜をさらに盛り上げる"男と男の熱き戦い"を描いた映画をいくつか紹介したいと思います！

その1「ヒート」：ある現金輸送車襲撃事件を軸にギャング集団と警察のプライドを賭けた戦いが繰り広げられる。ギャング集団のリーダーをロバート・デ・ニーロ、ロサンゼルス市警の警部をアル・パチーノが演じてます。アカデミー賞常連の2大俳優の競演。
アル・パチーノの娘役にナタリー・ポートマン。ギャングのメンバーにヴァル・キルマー。その他脇を固める俳優陣が今では主役級の人だらけ！！キャスティングした人のセンスが素晴らしい。
いわゆるギャング映画なんだけど、ギャングのメンバーと市警のメンバー一人一人の人間模様が細かく描写されています。悪人なのにとても律儀で人を大切にする性格だったり、警察官なのに日常はだらしなくて家族に嫌われてたり、完璧になりきれない人間たちがそれぞれの目的のために走り続ける様が切なくもかっこいいです。
LAの街を封鎖して撮影された銃撃戦シーンは映画史に残るくらいリアルでスリル。
最後のシーンはマジで男泣き必至です。

その2「暗殺者」：殺し屋界NO.1の座に就く男とその座を狙う新進気鋭の若手暗殺者の頂上決戦。そこに一人の謎の女性が現れ二人の戦いは意外な結末に進む......。
アクション界NO.1の男、シルベスター・スタローンとスペインの名優アントニオ・バンデラスが灼熱のカリブで戦いまくります。この映画はねー。暑苦しいよ（笑）。まず、真夏のカリブだから気温的に暑い。出演者がガチ汗をかきまくってて大変そう（>_<）
全編通して役者さんたちの衣装の汗染みがエグい（笑）。そして出演陣のお顔だちがすごく濃いから画的にも暑苦しい（笑）。
でもやはり若かりし頃のスタローン先輩。めちゃセクシーっす。この年（1995年）のスタローンさんが一番脂が乗ってたんじゃないかな！アクションシーンも安心して見られるんだよね。シュワちゃんといいこの人といい本当に"伝説"の称号を得たアクション俳優さんたちの安定感はハンパない。フェスの夕方の時間帯に演奏する大御所アーティストさんのライブと同じくらいの絶大なる安心感。
最近ここまでのレジェンドな若手俳優を久しく見てないなー（>_<）
バンデラスさんの鬼気迫る演技も素晴らしいよ。執拗にスタローンを追い続ける様が「ターミネーター2」の敵役のあいつを想起させますよ。
ちなみにこの後に公開される「デスペラード」っていう映画でバンデラスさんは大ブレイクします。
最近では「エクスペンダブルズ3」でスタローン＆バンデラスの再共演が実現しましたが、やはり二人とも老いには勝てず......。
まぁ二人が同じ映画に再び出ていることがアクション映画ファンからしたら奇跡なんだけどねー。

いかがでしたか？他にもたくさん熱き男同士の戦いを描いた映画があるので、あなたにぴったりのヤツを見つけてみるのもいいかもですね！！
ぜひ真夏の夜に鍋焼きうどんでも食べながら楽しんでくださいな（笑）！