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INTERVIEW

ぶらっくしーぷしんどろーむ。

2020.01.27UPDATE

2020年01月号掲載

ぶらっくしーぷしんどろーむ。

メンバー:唯丸® はるひ 赤司 咲 れおん りんのすけ

インタビュアー:山口 哲生

2018年3月の本格始動以降、メンズ・アイドル・シーンで急激な成長を見せている"ぶらっくしーぷしんどろーむ。"。"元祖過激派ラウド系メンズアイドル"というキャッチコピーの通り、ピコリーモを軸としたハードなバンド・サウンドや、オーディエンスを巻き込むライヴ・パフォーマンスで注目を集め、現在は女性のみならず男性も現場に足を運ぶ状況になっている。激ロック初登場となる今回は、彼らのバイオグラフィや、1月28日にリリースされるミニ・アルバム『アンチテエゼ』についてなど幅広く訊いた。


なんていうか、キラキラはしていないですね。黒いイメージが僕らの特徴です


-ぶらっくしーぷしんどろーむ。は唯丸®さんが立ち上げられたそうですね。

唯丸®:僕の友人が男性アイドル・グループをやっていて、ライヴに誘われてふらっと観に行ったんですけど、例えば、ジャニーズさんとか、LDHさんみたいなダンス・ヴォーカル・グループしかいなかったんですよ。その当時、僕は社会人で、もともとはヴィジュアル系バンドをやっていたんですけど、ラウドなバンド・サウンドを軸にした男性アイドル・グループって今いないから、いけるんじゃないかなって。

-かなり明確なヴィジョンがあったんですね。

唯丸®:そうですね。例えば歌詞も、男性アイドルって基本的に明るいものばかりなんですけど、その真逆というか。聴いていて悲しくなったり、現代社会の闇を隠さずに言うようなものにしたりしているので、なんていうか、キラキラはしていないですね。黒いイメージが僕らの特徴です。

-そこからグループを立ち上げるにあたって、まず声を掛けたメンバーさんというと?

唯丸®:そのメンバーはもういないんですよ。実はここまで山あり谷ありで(苦笑)。

れおん:最初はふたり組だったんです。

唯丸®:僕ともうひとりでやっていて、そのあとに赤司とはるひが入って4人組になって。

赤司:僕はもともと別のグループでアイドルをしていたんですけど、そのグループをやめたあとにまたライヴをしたいなと思っていて。ただ、中途半端なグループというか......今までのグループではそこまでやりたくない音楽とか、結構やらされてる感があるなかで活動しちゃっていたところもあって。だから、新しく始めるとなったときに、自分の好きなことができて、なおかつワクワクできる場所がいいなと思って、いろんなグループさんを観させてもらってたんですけど。で、(ぶらっくしーぷしんどろーむ。を)観に行ったときにすごいライヴをしていたので、"入れさせてほしい"って。

-赤司さんがお願いした形だったんですね。

はるひ:僕ももともと違うところでアイドルをしていて、唯丸®さんとあっくん(赤司)が前にやっていたグループと同じイベントに出ていたりしていたんですけど、そのときの自分は、とにかく自分に自信がない感じだったんですよね。だけど、メンズ・アイドルっていう文化がまだ確立されていないときに、こういう激しい感じのアイドルを唯丸®さんがやっていて、単純にかっこいいなと思って。ここに入ったら自分も自信を持てるかなって思って、僕も"入りたいです"って言いました。

-その次に加入されたのが咲さん。

咲:僕はもともと居酒屋の店長をやっていて、1年ちょっと前ぐらいまでビール運んだり、バイトの面接をしたりしてたんですけど。そのときに同じところで働いていたのが、彼(はるひ)だったんですよ。

はるひ:僕はキッチンのバイトでした(笑)。

咲:前のグループでアイドルをやっているときに、それだけじゃ食っていけないから、焼き鳥を焼いていたのが彼で。同い年なのもあって仲もすごく良かったんですけど、なんか居酒屋の店長のまま死んでいくの嫌だなと思って。こういう活動にも憧れがあったんで、相談をして、そこからいろいろな経緯があり(笑)、唯丸®さんと巡り会わせてもらって、"やらせてほしい"ってお願いした感じでした。

-れおんさんも他のみなさんと同じくお願いした流れだったんですか?

れおん:僕は、池袋にコンセプト喫茶というのがあるんですけど、そこの会長としていろんなことをやりつつ、その延長線上でメンズ・アイドルをプロデュースしたりしていました。自分もヴィジュアル系バンドをやっていたんですけど、1年ちょい前からずっと誘ってくれていたんですよ。

唯丸®:その頃はまだ活動してたよね?

れおん:うん。それが解散して、しばらくいろいろ探していたんですけど、そのときにまた改めて声を掛けてくれて。それでTSUTAYA O-WESTにライヴを観に行ったらすごくいいライヴをしていて、ここに僕が入ったら面白いかなと思えたので加入しました。それが2019年の7月ですね。

-このメンバーの中ではりんのすけさんが最後に加入されたわけですけど。

唯丸®:試しに入れてみました。

-なんか急に雑なんですが......(苦笑)。

れおん:もともとは別のグループにいたんですよ。

唯丸®:それを"やめたい、やめたい"って言ってたんで、穏便な感じでこっちに来ました。

-男性アイドル・グループとなると、お客さんのメイン層は女性だと思うんですが、ぶらっくしーぷしんどろーむ。のライヴには、男性も結構いらっしゃいますよね。かなり珍しいことだと思うんですが、なぜ自分たちは男性にも支持されていると思いますか? イコール、そこはこのグループのストロング・ポイントでもあると思うんですが。

唯丸®:ちょっと長くなっちゃうんですけど、いいですか?

-もちろんです。

唯丸®:なんていうか、どの音楽ジャンルにも派閥ってあるじゃないですか。僕がぶらっくしーぷしんどろーむ。を立ち上げたときに、当時メンズ・アイドル界を牛耳っていたイベンターさんがいて。その人が僕のことを嫌っていて、"イベントに出すな"っていう感じになっていたから、僕らはお客さんが集まるような大きいイベントに出れなかったんですよ。だから、20組ぐらいのグループが出演して、お客さんの総動員が10人ぐらいのイベントに出ていた、というか出ざるを得なかった時期が半年ぐらいあって。でも、その状況がしんどかったんで、女性アイドルが出るイベントに出ていたんです。そこで男性ファンがつくようになって。で、男性ファンがついたら、僕のことを嫌いだったイベンターさんが手のひらを返して、"動員を呼べるんだったら出てもいいよ?"っていう感じになって(笑)。

-その瞬間って、唯丸®さん的にどんな感覚でしたか?

唯丸®:いや、別に何も思わなかったです。どうでもよかったので、本当に。でも、すっきりはしましたね。やっぱりしがらみがあるのって嫌なので。あと僕らの場合は、ライヴ・パフォーマンス面は男性に、楽曲しかり歌詞の面は女性に支持されている感じはあると思います。

-なるほど。赤司さんは自分たちのどんなところが支持されていると思いますか?

赤司:メンズ・アイドル・シーンってイベントが結構頻繁にあるんですけど、毎回同じようなライヴをしていると、やっぱりお客さんも飽きると思うんですよ。そういうところでのライヴの生感や熱量は、僕らの強みだと思います。

唯丸®:他のグループって、ただCDにオケを焼いて、それを流して、マイクをオンにして歌って踊るだけみたいな感じなんですけど、僕らはCDから流すっていうことはしないんです。ライヴにはいつもマニュピレーターを入れて、リアルタイムでループしたり、煽ったり、CDだったら絶対にできないことをやっているので。そこは全国にいるどのメンズ・アイドルにも真似できないものだと思います。