DISC REVIEW
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昨年、テキサス州ヒューストンにて行われた大規模フェス"ANIMEMATSURI"にメイン・アクトとして出演するなど、海外での活躍も見せ始めたMary's Bloodが遂にメジャー・デビュー!激しいドラム・パートからスタートする本作は、アルバム全体をヘヴィなサウンドが支配しつつも、EYEのヴォーカル・ラインはキャッチーでツボを外さない構成の上手さを見せる。SAKIのテクニック満載のギター・ワークにRIOのメリハリのついたベース・ライン、MARIの手数の多いドラミングがいずれもガールズ・バンドの枠を超えたレベルでサウンドのクオリティを支えている。ライヴでもそのパフォーマンスを遺憾なく発揮する彼女たちのこれからの飛躍に期待したい。 米沢 彰