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COLUMN

ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.4

ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.4

作曲ってのは、簡単じゃない。特に、バンドメンバーが自閉的な馬鹿ばっかの時はね。
つまり、Eskimo Callboyは2010年に結成した訳だけど、それはもっと俺たちが若かった時で、今より必ずしも可愛かった訳じゃないけど、もっともっと向こう見ずだったんだ。

アホでいることっていうのは、もう俺たちに偶然起こっていることじゃない。俺たちの職業になったんだ。それについてはプロだよ!だから、アブノーマルでいることに対しての想いを満たすのはとても難しくなってきたんだ!
ここ数ヶ月ツアーする中、地球上で一番良い場所で最高のライブをいくつもしてきた。数えきれないほどのリフやエレクトロのフックを試して、次のアルバムに相応しいスタイルを見つけ出す努力をしてきた。
髪の毛を掻きむしって悩みながら、飲んだくれて、昔持っていたペットショップの店員になるという計画をもう一度考え直したりまでした。
よくある事だけど、自分にプレッシャーをかけすぎると、創造力や革新力がなくなってしまったような気持ちになる。もちろん目標を持つ事はいいことだよ。でも、その目標のせいで臆病になっちゃダメだ。
俺たちは『Bury Me In Vegas』を書いていた時に持っていた雰囲気や感情を取り戻したかった。何かユニークで、良い時間を過ごしたいという共通の願いを持っている人々を繋げる力を持っているものを作りたかった。でも、ただ単に第二の『Bury Me In Vegas』を作るということはしたくなかった。
良いスタートを切るのは難しかった。とても不安を感じていたんだ・・・でも、そこで希望の光が見えたんだ!

それは、何週間前かの夜、スタジオでそういった流れを取り戻そうと時間を過ごしていた時のことだった。いくつかとてもイノベーティブなリフを思いついたけど、またとても夜遅くなってしまってもいた。正確には何が起こったかも説明できない。でも、みんなでシェアしていたウィスキーのボトルから最後の一口を飲んだ時、俺はSushiの目を見て、そしてお互い悟ったんだ。その時、セカンドアルバムを書く為に必要な全てのエネルギーを放出する時が遂にきた、ってね。

俺たちはお互いに一歩ずつ下がり、ズボンを下ろし、歴史にのこる決闘を開始した・・・

DICK FIGHT!

この一つの闘いの中で、全ての内に押さえ込んでいたアグレッションが炸裂した。俺たちを取り囲む仲間たちの応援に背中を押されながら、痛みや恥ずかしさのどちらも感じなかった。そして決闘の終わりの頃には、勝ち負けはもはや関係がなかった。皆、再び自由を得たんだ。ビールや酒にまみれ、こういった闘いをやり抜いたという信じられない程男らしい気持ちに揺り動かされた俺たちは、遂に新しいEskimo Callboyのアルバムを書く為に必要なものを全て手にした。残らず全て―――お気に入りのウィスキーのおかわり以外の全てをね。

この夜を境に、作曲の作業は再びスムーズになり、めちゃくちゃ楽しんだんだ。

そして今日まで、スタジオで毎日みんなでたくさんのアイデアをぶつけ合っているんだ。既に完全に満足いく何かを作り上げたと確信しているよ。

みんなのママを泣かせるようなハードなビートにブレイクダウン。それにみんなの足が自然に動き出しちゃうようなたくさんのダンサブルなリフのパート。
プレプロダクションはほぼ終わった。このセカンドアルバムを俺たちの手に持って、お世話になった全ての人たちに見せてまわるのが待ちきれないよ。

Eskimo Callboyがみんなの親友であり、みんなを徹底的に楽しませる役でもある存在になれる未来を楽しみにしているんだ。

みんな、ステージで会おう!

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