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COLUMN

ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.2

ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.2

6人の男に1台のバス、そしてたーーーーーくさんのビール。良い物語の始まりの印さ。
特にドイツ人の場合はね。さて、俺たちは今年のFight To Uniteツアーの始まる1日前の晩、最初の街に着いたところ。アメリカに来るのは全員初めてさ。ビックリし過ぎてあんぐり開けたアゴが床に届きそうだったよ。全てがめちゃくちゃデカいんだ。大きいバーガー、大きい車、大きいハイウェイに......イエエエエエア、大きいおっぱい!まあこのおっぱいの最初の印象っていうのは、ホテルのプールにいた素敵な年配の女性との出会いから来てるんだけどね。もっと良い経験が待ってるとは思うけど!

初めてのアメリカでの朝食を終えて(カントリー・グレイビー・ソースのかかったスィート・ロールは絶品だね!)、トレイラーに荷物を積んで最初の会場へ行く準備をしたよ。アリゾナ州ツーソンにあるThe Rialto Theatreが俺たちを呼んでいる!


会場につくと、ほら......またデカいモノシリーズを発見!!KOTTONMOUTH KINGSのツアー・バスだ。エンジンは止まっているようだけど、少し排ガスが出ているようにも見える。最初はとても緊張していたんだ。だって俺たちはこのラップ・ツアーの中で唯一のロック・バンドだったからね!でもKINGSに会ってから、本当に歓迎されていると感じたよ!このツアーにいる全ての人々がとても良いヤツで気さくだったから、心配事はすぐに吹き飛んだよ。

ツアーの最初のショーは最高だったよ。会場がだんだんと埋まって行くところを見て"やってやろうじゃないか"と思ったんだ。少し心配はしていたけど、観客はとても楽しんでくれていたように見えたよ。だぶだぶのTシャツやズボンを履いたヒップホッパーが俺たちの音楽にノッてくれているところを見るのはすごく楽しかったよ。それがこのFight To Uniteツアーの目的なんだ。色々なジャンルの音楽や人々を集めて楽しもうということ。そして完璧に上手く行ったね。この先のショーが待ちきれないよ!

今回のツアーで俺たちは大きなMB Sprinterをツアー・バスとして使っているんだ。高級感溢れるインテリア・デザインに、薄型テレビ、冷蔵庫、電子レンジに、小さいけれど寝心地の良いベッド。唯一の問題は、全くの新車だったこと。つまりその前に借りた人が傷つけているといった可能性が一切なかった。そして4日目までについたダメージからすると、ツアーの最後にはむちゃくちゃだね。まあほらそれでも、俺たち楽しんでるし。


最後の方には本当に良いショーができた。ツアー・ルーティーンが出来上がってはいたけど、このツアーで退屈になることはないと感じたね。それぞれのショーとそれぞれの街が異なる経験を与えてくれたんだ。

ツーソンでのショーを終えたら、次はテキサスとニューメキシコ。これだけは言わせて、信じられないほど良かった。俺たちはいつでも、その場の人々や文化に触れようと努力しているんだ。ニューメキシコ州ファーミントンでは、6人いる娘のうち3人をショーに連れて来たっていうママさんに会ったんだ。俺がトイレに入ろうとするところを彼女に止められてね。彼女は俺のドイツ訛りの英語が好きだったらしい、だから少し話したんだ。まあそのママさんはちょっとイチャイチャしようとしてきたけど、遊ばれているとは全然感じなかったんだ!彼女は本当に良い人だったんだよ!だから、彼女が俺の手に"次にファーミントンに来た時のため"に電話番号を書くまで長いこと話し込んでいたんだ。嬉しくもあり不安にもなった状況かな......だから丁寧にお別れを言って、50代半ばの女性から急いで逃げたよ。


【次回へ続く!!】

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