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2025.04.07 22:45 | リリース情報

台湾メタル・シーンの巨人 CHTHONIC、ニュー・シングル「Endless Aeons」MV公開決定!メンバー・コメントも!

台湾メタル・シーンの巨人 CHTHONIC、ニュー・シングル「Endless Aeons」MV公開決定!メンバー・コメントも!

数年間活動を控えていた台湾メタル・シーンの巨人 CHTHONICが、4月28日に新ミュージック・ビデオ「Endless Aeons」を公開する!
 
CHTHONICはこれまでに『Mirror Of Retribution』(2009)、『Takasago Army』(2011)、『Butik』(2013)等のアルバムをリリースし、"Ozzfest"、"Download Festival"、"Wacken Open Air"等の大型フェスへの出演や、欧米でのツアーを行ってきた。しかし、2016年にヴォーカルのFreddy Limが台湾の国会議員に当選してからは、バンドとしての活動は控えめになっていた。
 
この約10年間、Freddyは国会での仕事に専念し、他のメンバーもそれぞれのプロジェクトに取り組んでいたため、CHTHONICは台湾国内でのみ時折大規模な公演を行う程度。『Battlefields Of Asura』(2018)や「Pattonkan」(2023)等の作品はリリースされたが、海外でのライヴ活動はほぼ停止していた。そんななか2023年、機密解除された文書によりFreddy自身の家族に関する悲劇的で知られていなかった過去が明らかになった。その事実に衝撃を受けたFreddyは、8年間の議員活動に幕を下ろすことを決意し、再選を目指さないと発表。そして2024年に議員としての任期を終えた。
 
先月リリースとなった新曲「Endless Aeons」の台湾語タイトル"百萬遍"は、仏教の用語であり、業を断ち切るために多くの人が集まり経を唱える儀式を指す。"CHTHONICの音楽は常に輪廻と災厄について語ってきた――とても宗教的なんだ"とFreddyは語る。また、"これまでは台湾が何度も繰り返してきた災厄を描いてきたけど、実際に自分の家族にそれが降りかかっていたと知って、個人的なものになった。そこから「Endless Aeons」や他の曲を書き始めた。"、"この災厄はいつ終わるのか? もし人生をやり直せるなら、悔いなく生きることはできるのか? この曲は問いであり、同時に答えでもある"とコメントしている。
 
この曲の制作に参加したギタリストのJesse Liuは"複雑に聴こえるけど、実はとてもシンプルな曲。複雑な問いにシンプルな言葉で答える、それがこの曲の意図なんだ"と語る。そしてベーシストのDoris Yehはこの曲で台湾語の演歌スタイルの歌唱に挑戦し、メンバーたちを驚かせた。Dorisは"何年も練習してきて、ベストは尽くしたけど、正直レコーディングの時はすごく緊張してた"と話す。
 
ミュージック・ビデオは、過去の「Defenders Of Bu-Tik Palace Acoustic Version」や、「Kaoru」、「Millennia's Faith Undone」、「Pattonkan」等のミュージック・ビデオと物語がつながっている。登場人物は1947年の二・二八事件の犠牲者であり、地獄のような輪廻に落ち、転生後も犠牲を払い続ける。「Endless Aeons」では再び転生し、時のトンネルを抜けてCHTHONICのライヴ会場に落ちる――それは輪廻の連鎖が断ち切られたことを意味している。
 
なお現在CHTHONICは新曲「Endless Aeons」のリリースに加え、新たな楽曲制作にも取り組んでおり、将来的には再び海外でのライヴを行う可能性も示唆している。

 

▼リリース情報
CHTHONIC
ニュー・シングル
「Endless Aeons」
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