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2023.03.06 16:30 | リリース情報
CHTHONIC、約5年ぶり新曲「Pattonkan」MV公開!
CHTHONICが、約5年ぶりとなる新曲「Pattonkan」のミュージック・ビデオを公開した!
CHTHONIC閃靈【PATTONKAN 護國山】
CHTHONICのリード・ヴォーカルで、台湾の国会議員でもあるFreddy Limは、国会議員としての仕事にほとんどの時間を費やしているが、それでも落ち込むと音楽のインスピレーションが時折湧いてくる。しかし、静かに座ってそれを書き留める時間はなかった。"やりたいことは山ほどあるのに、人生の時間が足りないと感じて、不安になることがあるんだ"と彼は言う。"前に進まなければ、天国で先人たちは私たちをどう思うだろう?"。そんな思いからFreddyは、台湾の権威主義時代"白色テロ"の被害者である高一生の息子、高英傑とその家族に会ったことがあるのだという。Freddyは、父親が民主化を主張し、最終的に処刑された経緯や、処刑される前に高一生が家族に送った60通以上の手紙を読みながら、彼の話に耳を傾けた。"高一生と妻、そして子供たちとの強い絆は、俺にインスピレーションを与えてくれた"とFreddyは語っている。
新曲タイトルの「Pattonkan」は、ツォウ族の土着名で"Yushan(ヒスイの山)"、つまり"玉山"を指している。玉山は北東アジアの最高峰であり、台湾人にとって神聖な山とされている。「Pattonkan」という名前には、この曲のインスピレーションを思い起こさせるという意味が込められているとのこと。"風起田地 過溪山野 吾魂四時看顧守護"というセリフは、高一生の最後の手紙"田地和山野都有我的魂守著"の一節と重なり、彼の魂が台湾の野山を守ることを意味している。
また「Pattonkan」のMVに登場する絵は、陳澄波の作品を使用している。陳澄波と高一生は1947年に起きた二・二八事件に大きく関わっている人物で、陳は路上で処刑され、高も逮捕されて数年後に処刑された。制作チームは、絵と音楽のつながりで、より芸術的に迫力のあるものにしようと考えたのだという。
▼リリース情報
CHTHONIC
ニュー・シングル
「Pattonkan」
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