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2012.07.27 19:53 | アーティストニュース
LAMB OF GODのフロントマンRandyの釈放嘆願署名、期日を前に目標を達成するも依然Randyは勾留中。KNOTFESを含むフェスやツアーのキャンセルも明らかに。#FreeRandyBlythe
LAMB OF GODのフロントマンRandyが、ツアー先のチェコで過失致死の疑いで逮捕され、1ヶ月以上の長期間に渡って拘留されている件についての最新情報をお伝えしたい。
2年も前にチェコで公演していた際、LAMB OF GODのライヴ中に怪我したファンがその後亡くなったというこの事故。ステージに上がってきたファンをRandyが殴ったという話もあれば、Randyは殴っていないという話もあったり、かなり情報が混乱しているのが実態だ。そもそも警察からの公式発表があまりなされていないということがその要因であり、いずれにせよ2年間放置しておいて再入国したら逮捕という展開と、まともな捜査の様子が見られないという現状に対し、関係者やファン、また多くのアーティストが理不尽な逮捕だと捉え、Randyの釈放に向けて様々な行動が起きている。
以前にこのニュースでも伝えたホワイトハウスのサイト上で行われている釈放嘆願のオンライン署名も既に目標数を超過し、今も署名の数が増え続けている。この署名自体が効力を持つものではないが、微力であってもRandyの後押しになることは間違いないだろう。
そして、依然としてRandyが勾留されている事態に対し、バンドは遂に重要な決定を下した。
バンドはオフィシャル・サイト上でDETHKLOK、GOJIRAと共に8月に行う予定だったツアーへの出演キャンセルを発表した。一方、SLIPKNOTの主催フェス、KNOTFESへの出演やその他の夏フェスの出演も主催者側からキャンセルがアナウンスされている。ギリギリまでRandyを待ったものの勾留が長期間に渡っていることを考慮した結果と思われる。
ファンが亡くなったことは悲しむべきであり、また絶対に避けるべき事故であるが、果たしてそこでの事故はライヴ中のバンドのフロントマンが果たして全てを負うべき性質なのか。非常に疑問の多い事件だが、今後も続報が入り次第お伝えしていきたい。