INTERVIEW
LAMB OF GOD
2014.12.19UPDATE
Member:Randy Blythe (Vo)
Interviewer:米沢 彰
-2012年以来6度目の来日ですが、久しぶりに日本に来れた今の率直な気持ちを教えてください。
覚えててくれたんだね。初めてきたのは2006年のLOUD PARKだけど、日本はいつ来ても素晴らしいよ。
-Randyが拘束されたときは本当に心配しました。日本のファンも相当心配していましたよ。心配の声は届いていましたか?
誰とも交信はできなかったからメッセージは届かなかったけれど、心配してくれていたことはありがたいよ。
-そして、久々の来日が2012年に本国で初開催されたときに出演しているKNOTFESTの日本初開催ということで、これ以上ない再来日の場になりましたね。
SLIPKNOTとは古い付き合いで、昔からの友人だったんだ。2012年の本国のKNOTFESTに出演するっていうときに拘束されて、1度は"もう無理だ"と思ったんだよ。でも釈放されたから、SLIPKNOTのマネージャーに"LAMB OF GODはKNOTFESTに出れるかな?"と聞いてみたらOKをもらえたんだ。釈放されてからKNOTFESTの当日まで11日しかなかったんだけど、俺としては支えてくれたファンの前に立って感謝を伝えたい気持ちがあったから、どうにか出演したよ。SLIPKNOTには、本国と日本、両方のKNOTFESTに出させてもらえたのは光栄なことだし、本当に嬉しいんだ。
-KNOTFESTへの思い入れや日本初開催に呼ばれたときの気持ちを教えていただけますか?
すごくワクワクしたよ! 実は今年はこれまでに1月の南アフリカ、3月のカナダの2回しかライヴをやってなくて。そのあとはオフを取りたくて何も入れていなかったんだけど、そんな中で話をもらってぜひと引き受けたんだ。考えてみたら、たった40分8曲のためにわざわざ飛行機に乗って来るのはどうなんだろうとも思ったんだけど、やっぱり俺は日本が好きだから思い切って来たんだ。
-その40分であれだけのステージを見せて、きっとすごく多くの人の心が動かされていますから、十分価値のあることだと思いますよ。
そうだったら嬉しいね。
-前回は今の最新作『Resolution』をリリースしてからの来日でしたが、今回は来日が先になりましたね。次作に向けた準備は進んでいるのでしょうか?
今は曲作りをしている最中なんだ。はっきりとは分からないけど、来年中には出せるかな、と思う。最終的にアルバムはもちろん出すから、そしたらまた日本に戻ってきたいね。
-次作の方向性やコンセプトなどはメンバー間で話し合ったりしていますか?
自分の音楽を言葉で表すのは難しいから、"LAMB OF DOGらしい作品"とだけ言っておこうかな。アルバムごとに成長して少しずつ違った作品を作りたい気持ちはあるんだけどね。
-確かに、リリースのたびにどんどんアップデートされている印象がありますね。次のアルバムにも期待しています。
みんなをがっかりさせないよう頑張るよ(笑)。
-今日のライヴを観て、とても気合が入っていたように感じました。実際のところ、ご自身ではいかがでしたか?
ステージに立ったのが久しぶりだったから、溜まっていたものが爆発したんだと思う。ゴジラみたいにすべてを破壊し尽くす気持ちだったよ(笑)。
-最後に日本のファンへのメッセージをお願い致します。
ずっとサポートしてくれた日本のファンの皆には本当に感謝しているよ。これまでのツアーは東名阪で終わっていたんだけど、次は他のところにも行きたいと思っている。広島、長崎とかは、同じ過ちを繰り返さないためにも見なければいけないところだと思うしね。日本は本当にいつ来ても楽しくて、食べ物もおいしいから、早くまた戻ってきたいな!
- 1