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INTERVIEW

BLACKSHEEP SYNDROME.

2021.11.16UPDATE

2021年11月号掲載

BLACKSHEEP SYNDROME.

Member:唯丸® LEON はるひ 赤司 涼汰 森井 あきと

Interviewer:稲垣 遥

-それは唯一無二ですね(笑)。では、はるひさんは活動してきて得たもの、今後に持ち越したいものというとなんですかね?

唯丸®:自信はついたんじゃない?

はるひ:そうですね。めちゃめちゃつきました。入ったばっかりのときは、あっくんからもキャラがなかったという話があったじゃないですか。それこそ僕も何もなかったんです。で、唯丸®さんが"根拠なくてもいいから自信満々にやったほうがいいよ"って言って、その日から、当時のファンの方からすると違和感しかないくらい自信満々にやってみたんですよ。そしたら急にファンが増えて。ホントにそこが一番きっかけってくらい。それが一番の忘れられない出来事で。

-唯丸®さんが嬉しそうです。

唯丸®:そうですね。

はるひ:それがあったからこそ、それを軸にして本当に自分でいろいろ考えられるようになったなっていうのがあります。

-それも今後の活動だけでなく、人生においてすごく大事なことですよね。

赤司:はるひの格好つけるステージングに影響を受けた演者がわりと多い気がして。アイドルなんでキラキラして笑顔でっていう人が多かったんですけど、すかしてる感じとか、あえてマイナスのステージングで。僕は逆のプラスのほうなんですけど。

-はい。赤司さんは熱い方向で、はるひさんは真逆のクールな方向での振る舞いってことですね。それが同じグループにいることも面白いです。涼汰さんはいかがですか?

涼汰:僕、普段熱血とかじゃなくて、どっちかっていうとふら~っと生きてるんです。根底では"ウォイ!"って感じとかが結構好きなんですけど、あんま表に出さないんですよ。でも、ライヴのときってそういう普段出ないものを引っ張り出してくるじゃないですか。今までもアイドルをやってて、キラキラ、笑顔みたいな感じでやってきたんですけど、ひつじに入ってから結構いろいろ模索するようになって。自分のベストは本当にそれなのだろうかみたいに考えるようになったんです。未だに正解は出てないんですけど、模索するようになったことが自分の中では成長というか、いろんなものを拾っていくじゃないですけど、拾えるものを拾って1回やってダメだったとか。で、そのダメなものも役立つときが来ると思うんですけど。だから固定概念をなくしたというか、自分の中で決めつけないようになったのが、積極性に繋がって自分にとってはプラスになったのはありますね。

-話を聞いてると、BLACKSHEEP SYNDROME.ってそれぞれのメンバーの個性を大事にしているから、自分のキャラクターとは? ということに向き合わざるを得ないんですね。

涼汰:そうなんですよ。今まで自分のキャラとか考えたことなくて、それでなんとかなってて。でも、ひつじに入って、熱血とかカッコつけるとか過激とかそういうのがあるなかで、じゃあ自分どうするか? と考えられるようになったのは入って変わったこととか、得られたことになるのかなって。

-みんなでひとつになるってだけじゃなくて、個々もちゃんと武器を持っているのが魅力ですもんね。

涼汰:個で戦わないとグループとして得られるものがないかなと思うんで。

-あきとさんはいかがですか?

あきと:グループで立つっていうよりかは、ひとりひとりがステージに立つ意味を持って立てるようになったのかなって。さっきも男らしく変わったって言われましたけど。自分は結構元気なキャラなんですけど、"もっと堂々とパフォーマンスして"って言われて、楽しむのもより堂々と楽しめるようになったのかなと。あと、やっぱ応援してくれるファンがいるから。解散発表したときに、全力で応援するねっていうよりかは悲しむ子のほうが多くて。悲しくて、交流する場で泣かれることがあったんですけど、自分のために泣いてくれる子ができたってことが嬉しかったです。

-愛されてるっていうのを感じられたんですね。

涼汰:昔から愛されたがってたもんね。

あきと:そうね。愛するより愛されたいです......今のなしでお願いします(笑)。

-解散発表後もツアー以外にも、イベントでも積極的にステージに立っていますが、お客さんのライヴの反応などに変化はありましたか?

涼汰:やっぱり最後まで見届けたいって会いに来る回数が増えた子は結構いますね。"あ、今日も来てくれたんだ"、"一緒にひつじの最後見届けるね!"みたいな。このあと決めてないってさっき言ったんですけど、僕もアイドル続けるかわからないってなったときにやっぱり、もしやらなかったらもう見られなくなっちゃうから嫌だみたいな人が結構いてくれて。会いに来てくれるのは応援してくれてるってことじゃないですか。行動で示してくれたのはアイドルやってるうえではすごく嬉しいことというか。そのぶんこっちも頑張んなきゃいけないなって、いい感じに。

-最後に向けて今お互いに気持ちの部分を高め合っているという。ちなみに12月9日の会場である中野サンプラザは、ライヴハウスではなくホールですね。

唯丸®:そうなんですか!

涼汰:知ってたでしょ(笑)。

唯丸®:300キャパくらいじゃないんですか。

あきと:知らずに押さえてるの(笑)?

-2,000席くらいですかね(笑)。ホールという意味で、見せ方としても変わってきますか?

涼汰:でも、1部は対バンっすよね。2部がワンマンなんですけど。なので、1部で模索します。

一同:(笑)

赤司:見つけられる!?

はるひ:そんな空き時間で変わらないから(笑)!

涼汰:1部やってみて、あぁなるほどね~じゃあ2部こうしようって。

あきと:それしかないね。

はるひ:ライヴハウスだと手の角度ここだけど、ホールだとここかもしれないとか。

あきと:ここに響かせたほうがホールって届くかもしれないとか。

-そこは改めて力が試されるということで(笑)。でも、BLACKSHEEP SYNDROME.のステージを観たことがない人でもぜひ観に来てほしいですよね。そこに向けて、最後に成し遂げたいことや、みなさんの意気込みを聞かせていただけますでしょうか?

唯丸®:さっきの話の続きみたいになるんですけど、解散発表してから特典会でもライヴでも、これ全部出し切ったほうがいいなって。結構自由気ままにさせていただいているんですけど、唯丸®ってこんな感じなんだっていう自分らしさを出し切って......これありがちだな............まぁBLACKSHEEP SYNDROME.が中野サンプラザ出禁になるぐらいの。

赤司:まぁ、解散だからなったとてだね(笑)。

唯丸®:"中野サンプラザでこれをやったグループ!"みたいな伝説を残せたらいいなと思ってます。

涼汰:そんな感じだったんだ(笑)。

-他のメンバーのみなさんは今初めてそのコンセプトを聞かされるという(笑)。

涼汰:乗らなきゃ(笑)。

はるひ:変えてかなきゃね(笑)。中野サンプラザでやれるってめちゃめちゃ幸せだと思うんで、それに見合ったじゃないですけど。そこでやったんだぞって今後の人生で言うってなったら、今から変なあがきをしてもしょうがないと思うんですけど、集大成というか、メンバーも支えてくれたファンのみんなもお互いに後悔のないように。中野サンプラザってなかなかできないことだと思うんです。それが改めて一番すごい。すごすぎるところでやらせてもらえるんだなって。

-始動して3年とかですしね。

はるひ:だから、一生の思い出に刻めるようにと思ってます。

LEON:僕は、今まで頑張ってきた? 荒ぶってきた? BLACKSHEEP SYNDROME.らしい集大成をみんなとともに刻めればなと思います。いい意味でメンズ・アイドル・シーンをぶち壊したいですね。

涼汰:とりあえず個人的な謳い文句としては"来ないの絶対もったいないって!"なんですけど、マジで来ないっていうのはもったいないと思って。絶対いいし、絶対すごいし、マジでアイドル興味ない人が観ても、うわぁすごいね、楽しいんだねって言ってもらえるんすよ。ね? みんな、そうだよな?

一同:(※笑いながら頷く)

涼汰:だから、"思い出のメモリー"というか。

はるひ:出た。いいよもう(笑)。

赤司:(記事に)使わないでください。

涼汰:絶対"思い出のメモリー"は使ってください。これだけを世に届けたい!

はるひ:途中めっちゃいいやんって思ったけど、"思い出のメモリー"入った瞬間もういいよってなった。

涼汰:まぁでも自分たちも忘れられないライヴにするし、ファンの人もファンの人じゃなくても、こういうグループあったよね、あの中野サンプラザのライヴ最高だったよね、あれよりいいライヴないよねって言ってもらえるようなライヴにするので、来たほうがいいと思います!

あきと:僕は、とりあえずがむしゃらに必死に、楽しむだけっすね。

はるひ:スポーツ選手みたいだね。

涼汰:漢、森井(笑)。

-まさに男らしくなりましたね(笑)。

涼汰:あまり多くを語らない(笑)。

あきと:いや、ファンの方と一緒に卒業する感覚です。なんの悔いもないように。その日がもう楽しくて、応援して良かった、今までありがとうで終わりたいです。そこでまだずっと好きだみたいな気持ちを断ち切って、送り出したいです。

赤司:ご時世的に職業とかもあるんで、来れない人は少なからずいるのはあるんですけど、来れる状況下の人なのに来ないっていう――

一同:(笑)

はるひ:さっきからさぁ(笑)、なんかあるの?

赤司:いや、後悔してほしくないから! 来れる状況下なのに来ないっていう選択をした人を後悔させたいですね。で、来てくれた人、応援してくれた人が胸張って帰れるライヴにしたいです。

LIVE INFORMATION
"BLACKSHEEP SYNDROME. ONEMAN-LIVE"

12月9日(木)中野サンプラザ