MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

BLACKSHEEP SYNDROME.

2021.11.16UPDATE

2021年11月号掲載

BLACKSHEEP SYNDROME.

Member:唯丸® LEON はるひ 赤司 涼汰 森井 あきと

Interviewer:稲垣 遥

ひつじで活動してきたことに対して、12月9日までは ファンの子たちも含めてお互いに全力で悔いの残らないようにっていう気持ちがある


-あきとさんは加入して1年もなかったとは思いますが、グループに入って自分が変わったなというところとかはありますか?

あきと:そうですね。すごく変わったと思います。ちょっとはしっかりしたかなと。

赤司:そんな変わってないじゃん(笑)。"すごく変わった"って言って。

あきと:変わったってめっちゃ思うんですけど、何が変わったかわかんなくて。

-周りから見て変わったなというところはありますか?

はるひ:男らしくなったんじゃない?

あきと:物事の考え方がちょっとずつ変わったかもしれないです。

-唯丸®さんはシーンに築いてきたものということについては、実感として持っていますか?

唯丸®:気づいたらっていう感じだったんで。まぁ戦略はあったんですけど、やったことないことだったんで、それが楽しいかもわかんなかったなかで、やってみたいこととかこれやったら面白そうじゃない? みたいなことをただやってきた。他がこれやってないからこれやってみようみたいな、悪ノリみたいなことをやってたら、徐々に賛同してくれるファンが増えてって。その他がやってないからこれやってみようみたいなことが結局1個シーンにくさびを打てたのかなって、今となっては思うんですけど。

-一個一個は、その場その場で面白そうなほうを選んでいったような感覚だったんですね。

唯丸®:そうですね。まぁメンズ・アイドルやったことなかったし、アイドルがどんなものかも知らないんで、誰かがこんな感じのアイドルやってるからこんな感じになりたいみたいなのは、さらさらなかったんですよ。

-そんななかでコーストや中野サンプラザでワンマンをすることもそうですが、そこまでお客さんがついてきてくれているっていうのは、ご自分ではどういうところが魅力だと思っていますか?

唯丸®:まぁ僕よくご飯食べるんで、この体重の増減を寛容に許してくれる根強いファンが......。

はるひ:ボディ・コントロールできないのを許してくれる根強いファンが(笑)。

涼汰:それはそう(笑)。

はるひ:そういうのに左右されないからね。

唯丸®:僕が喜怒哀楽激しい発言をしたときにも、根強いファンは残る。

赤司:たしかに、理にかなってる。良くも悪くもそれが唯丸®みたいなのはあるんじゃないですかね。

唯丸®:そうっすねぇ。僕Twitterのプロフィールをちょっと前に変えたんですよ。"メンズアイドルで一番ヤバい奴"って。

一同:ははははは!

唯丸®:BLACKSHEEP SYNDROME.を始めるとき、めっちゃ厨二感を出そうと思ってたのに、最近なかったなと思って。

-過激なことや発言をしてなかったなと。

唯丸®:そう。そっちのほうがいいなと。わかりやすいじゃないですか。

-たしかに、キャラクターとしてはっきりしていますね。では、解散後のそれぞれの活動について聞かせていただいてもよろしいですか?

はるひ:聞いても大丈夫なんですけど、決まってないんじゃないですかね。

LEON&赤司&涼汰&あきと:うん。

唯丸®:僕は、土方の仕事はいつでもしようと思ってます。

涼汰:(笑)

-唯丸®さんはアイドル・ステージには戻ってこないとコメントされていましたが。

唯丸®:言いましたね。千に一もないです。万に一はあるかもしれないですけど。

-それは、やりきったという感情ですか?

唯丸®:......でも、やりきれない思いだけいつも噛みしめ、イラ立ちさえ感じて......。

-なんか聞いたことありますね。

唯丸®:D-SHADEの歌詞(「Endless Love」)なんですけど(笑)。

涼汰:ニヤニヤしてるからそうかと思った(笑)。

唯丸®:まぁ音楽好きなんで。

-音楽には携わっていくということですか?

唯丸®:いやぁ~。あ、でも後輩グループがいるんで。

-そういうプロデュース的な立ち位置では関わっていくと。

唯丸®:個人的にはつらくなったら人生やめればいっかぐらいの気持ちで今好きなことしかやってないから、僕ゲーム好きなんでゲームしかやってないですね。

-他のメンバーのみなさんには、ファンの方はまたどこかで会えるかもしれないと思っていていいんですかね?

赤司:いやぁ~。でも聞かれない?

涼汰:考えてないって言ってる。

はるひ:聞かれるけど、そう思ったうえで12月9日のワンマンまでを過ごしてほしくないですね。

あきと:また会えるって思ってほしくない。

赤司:そんな安くないと。

はるひ:ひつじで活動してきたことに対して、12月9日まではファンの子たちも含めてお互いに全力で悔いの残らないようにっていう気持ちがあるので、そう言ってますね。

-納得しました。では、BLACKSHEEP SYNDROME.として活動をしてきてみなさんが得たもの、次のステージに持っていきたいものはありますか?

唯丸®:僕は喋りがめちゃめちゃうまくなりましたね。僕、昔シリアル⇔NUMBERっていうヴィジュアル系バンドをやってたんですけど、MC話さなかったので、話すようになりました。物怖じしないようになりました。これから先メンズ・アイドル・シーンで僕みたいな発言する人はたぶんあんま出てこないと思います。

LEON:僕は培ってきた人と人の絆ですかね。僕お酒飲んだり飲み会に顔出したりしないタイプなので、もともと酒飲まなきゃ腹割って話せないって人嫌いなんですよ。嗜んだり気持ち良くなっていい話して仲良くするのは結構なんだけど、あとに言った/言ってないとか悶着あったりは時間の無駄だなと思うことと、酒に任せて大切な話をノリでしてくる誠意と理性ないやつ無理。でも、無理って思わず、アイドルらしくかわいいって促せるようになりました。音楽は昔から好きで、自分のこと磨くのは得意なんですけど、狭く深く生きてきたタイプなので。ひつじを始めて普段仲良くならない人とたくさん仲良くなれたりしたので、解散後、仕事をするにも、音楽するにも、生きるにも何をするかは決めてないですが、信頼できる人との繋がりを今後も大切にしたいと思ってます。そうすれば自ずと心から楽しいって思えることに出会えると思うので。

赤司:ポジションというか。前別のグループで活動してる時期があったんですけど、そのときは、キャラはうっすらあるくらいだったんです。でもこのグループで活動させてもらって、"炎の"とか"熱い男"とか、キャラがついたかなと思いますね。

唯丸®:たしかにそれはありますね。

赤司:赤司と言えばこういうやつみたいなのを、印象づけられたらいいかなって。入ったときにやめることは考えてなかったですけど、他の人の"活動やめます"っていうツイートとかを見たときに、あんまりどんな人か知らない人もいて、そうはなりたくないなと思ってたんです。赤司って名前の由来も、証拠の証ともかけてて。生きた証を残したいから"アカシ"にしたのと、メンバー・カラーが赤だから"赤を司る"みたいな感じで赤司にしたんですけど。ちょっとはインパクトを残せたかなって感じですね。

唯丸®:じゃあ僕は"桃司"ですね。

-桃色を司ってますからね(笑)。

はるひ:みんな司ってるよ(笑)。

唯丸®:ぷりけつを司る。