INTERVIEW
ZEBRAHEAD
2015.02.25UPDATE
2015年02月号掲載
Member:Ben Osmundson(Ba)
Interviewer:山本 真由
-(爆笑)まあ、外国語を学ぶときはよくある話ですね。でもその言語が母国語の人と恋愛するのが1番の勉強法ですよね(笑)。
そりゃあそうだよ(笑)。
-日本に来られたら、また他の言葉も思い出すんじゃないでしょうか。
そうだね。俺は結構思い出すのが早いんだ。その辺を歩くくらいだったら何とかいける。今もちょっとずつだけど勉強し直しているよ。やっぱり今でもマスターしたい言語のひとつだからね。このバンドで世界中を旅してきたけど、今でも日本語が1番マスターしたい言語なんだ。
-嬉しいですね。日本にはバンドとしても嬉しい計らいをいつもしてくれていますよね。例えば一昨年の年末の単独来日公演では、ステージ上にBarを作ってファンと一緒に乾杯したり、サービス満載のライヴを展開してくれましたが、今回の公演では何か新しい試みやサプライズ演出は企画されていますか?
(笑)もしかしたらまたBarを作るかも。俺たちがプレイしているときって、みんな喉が渇くみたいでさ(笑)。だからビールやショットをみんなに振舞うのは俺たちの仕事だと思うんだ。(多少真面目そうな口調で)みなさんがライヴ中も十分水分を補給できるようにするのが、私たちの務めですからね......(笑)。
-(爆笑)......PUNKSPRINGの主催者さんがOKしてくれるといいですが。
本当だよ。まあもし今回がダメでも、自分たちのツアーではぜひまたやりたいと思ってるんだ。ファンをステージに上げるのは楽しいしね。彼らがドリンクを飲んでいる光景をステージの、ショーの一部にしてしまうという考えもクールだと思う。
-これまで、何度も来日経験のあるZEBRAHEADですが、日本で何か思い出に残っているエピソードがあれば教えてください。ベストでもワーストでも。
ははは。俺にとっては何と言ってもSUMMER SONICだね。今やBEASTIE BOYSが活動をやめてしまったから、彼らがSUMMER SONICでプレイするのを観たというのは俺の人生の中でも最大のハイライトのひとつだよ。舞台袖から見てたんだけど、みんなにこにこしながら、最高の時間を過ごしていた。今まで観たどのバンドの演奏の中でも最高の部類に入るね。
-メンバーが数年前にひとり亡くなってしまいましたもんね......。彼抜きではもう活動していないんですね。
うん、確かそうだと思う。キミが最近観ていないなら、多分これからも観ないんじゃないかな......。
-......。
本当に悲しいことだよ。だからこそ、あの時SUMMER SONICで、あの場所にいられて本当にラッキーだったなと思うんだ。
-日本を始め、世界中様々なフェスに出演しているZEBRAHEADですが、これまでで最高だったというフェスは、どこのフェスですか?
SUMMER SONICは、俺的には世界一と言っていいくらい好きだね。唯一の不満は、"ものすごく暑い!"ということだけど。でもその暑さを受けて立ってやるぜ、という感じなんだ。日本以外だと、オーストラリアのSoundwave Festivalが楽しいね。SUMMER SONICは2都市だけど、Soundwave Festivalは5都市回るんだ。オーストラリアのほぼ全土だね。ヨーロッパにも素晴らしいフェスがいくつかあって、例えば(イギリスでは)Reading and Leeds Festivals、あとドイツだったらHurricane Festival、Southside Festival。スイスのGreenfield Festivalは山あいでやるんだけど、遠くに雪をかぶった山々が見えるんだ。みんなくつろぎながら演奏を聴いていて、素晴らしい雰囲気だよ。......俺たちは本当にラッキーだと思う。音楽をプレイして世界中を旅するのが仕事なんてね。見たいものを全部見ることができるんだ。しかもフェスではタダでビールが飲めるしね(笑)!
-ビールですか(笑)。今日のキーワードですね。
勿論だよ(笑)!