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INTERVIEW

Mary's Blood

2014.08.14UPDATE

2014年08月号掲載

Mary's Blood

Member:EYE (Vo) SAKI (Gt) RIO (Ba) MARI (Dr)

Interviewer:米沢 彰

-大きく展開していく曲が多く、サウンドの幅広さを感じさせますが、楽曲の構成やサウンド面で意識したことや狙っているポイントなどがありましたら、教えていただけますか?

EYE:狙ってるのもあるんですけど、今回からはアレンジャーさんが付いてくださって、それで色んなエッセンスも入ってきて、その中で色が変わった曲も何曲かありますね。デモの状態から変わらなかった曲ももちろんあるんですけど、それは狙ったというよりもインスピレーション重視ですね。

MARI:やりたいことを詰め込んでいったらこうなっていったみたいな感じですね。

-ちなみに今回の制作に関しては、プロデューサーとアレンジャーが入ったのでしょうか?

EYE:そうですね。
SAKI:プロデューサーはSteveというスウェーデンの人ですね。

MARI:たまたまライヴを観てもらって、気に入ってもらって、そこからスタートしました。

-Steveさんは表には出ないんですか?

SAKI:表にはあんまり出ないですね。日本語も上手い、おもしろい外人です(笑)。

-じゃあ日本にいるかたなんですか?

SAKI:ずっと日本にいるかたですね。

-サウンド全体としては聖飢魔II的な洋楽志向のJ-ROCK、ジャパニーズ・メタルのテイストですが、ヴォーカル・ラインだけ取り出すと、J-ROCKやJ-POPにも近いですよね。

MARI:バンドのコンセプトとして、ヴォーカル・ラインに関してはJ-ROCKとかもっと伝わりやすいメロディを出したいというのは最初からありますね。

EYE:キャッチーで日本人でも聴きやすく入ってきやすいメロディをずっと心掛けていますね。ただ、後ろがすごく激しくて、普通に歌っただけでは負けてしまうので、今作では歌い方を激しめにしようと思いながら歌っています。

-曲の構成としては結構ギター・ソロを活かすようなとこがあるなと思いました。

SAKI:長いですよねー(笑)。

一同:(笑)

SAKI:Steveがうるさくて。

-どういうことですか?

SAKI:もっと長くしろとか。

-そっちなんですね。

SAKI:音数を増やそうって話もして、結構弾いてますね。

-いわゆるシュレッディング的なものはもちろんですけど、チョーキングが多くて、女性のギタリストなのに辛くないのかとも思ったのですが......。

SAKI:もともとQUEENが好きだったり、Y&TのDave Menikettiみたいなギター・ソロが弾けたら良いなと思って練習してきたので......。チョーキングが特に辛いということはないですね。

-ギターに限らずですけど、他のパートも手数が多かったり、ベースも音数が多いパートが結構あると思うんですが、テクニック面で意識したことはありますか?

MARI:テクニックからは少し離れますが、「Coronation Day」はテンポも速い2ビートで、今までのMary's Bloodの曲ではなかったテイストになりましたね。私が初期のSEPULTURAとかCARNAL FORGEみたいな、ああいうものを今までずっとやりたかったのもあって、テクニックにこだわったというよりはリズムでやりたいものを表現できたなっていう曲がその他にも結構入っていますね。

R:ベースに関しては、とりあえず曲を壊さないようにしました。動けるところは動きたいしガンガン刻めるところは刻みたいし、ちょっとした自己主張も入れつつバンドを壊さないようにしてますね。

-ベース・ラインは意識して使い分けてるな、って感じました。

R:ギターとかドラムがガンガン鳴ってる中でベースもガンガンくるとクドいですよね。だから、合間合間の隙間で主張を入れています。でもこのアルバムで隙間を見つけるのは大変でした。