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INTERVIEW

Mary's Blood

2014.08.14UPDATE

2014年08月号掲載

Mary's Blood

Member:EYE (Vo) SAKI (Gt) RIO (Ba) MARI (Dr)

Interviewer:米沢 彰

-歌詞もすごくJ-ROCK的というか、シンプルで分かりやすいですね。あんまり英語を使わない曲が多いのも印象的です。

EYE:そうですね。英語ってすごく響きがかっこいいし、そういうのも歌っていきたいなっていうのもあるんですけど、やっぱりまずは伝わらなければいけないっていうのもあるし、日本語ならではの言葉の重みというか、同じ意味でもいろんな単語があったり、そういうのを大事にしていきたいと思ってますね。今回のアルバムの歌詞って全曲女性が主人公の歌詞なんですが、激しい曲に女の子の内面がのってたらギャップがおもしろいかなっていうのもありますね。

-歌詞は全曲EYEさんですよね?

EYE:そうですね。今まではSAKIちゃん書いてたりとかあったんですけど、今回はそういうテーマに基づいて私が全部書いていますね。

-昨年は"ANIME MATSURI"のメイン・アクトとして海外でもやっていますよね。

EYE:メイン・アクトでやらせていただきました。ありがたい限りです。

-どのくらいの規模だったんですか?

EYE:3,000人入ってて、ステージがすごく広くて......。広すぎて逆に緊張しなかったですね。

-現実感がなくなったってことですか?

EYE:現実感がなくなって、ただただ楽しんだっていう感じでしたね。ネットに上がってる曲とかは日本語の歌詞なのにお客さんがみんな日本語で歌ってくださって、感動しましたね。みんな意外と発音いいし(笑)。

SAKI:向こうで1番びっくりしたのが、バラードのときにダイヴしてる人がいて。もう自由だなーって。

EYE:ANIME MATSURIっていうだけあって、コスプレの人がいるんですよ。コスプレした状態でバラードで転がります(笑)。

SAKI:ONE PIECEのサンジがクラウド・サーフしてたんですよ(笑)。それもすごく新鮮で、とにかく楽しかったですね。煽れば一緒に楽しんでくれるというか、そういうレスポンスの良さも今まで体感したことがなかったので、楽しかったです。日本に帰ってきてから、ライヴに対する取り組みも意識が変わったりしましたね。

-全然ノリが違うって聞きますね。

EYE:自由でしたね(笑)。

MARI:雰囲気がすごく開放的で、ライヴ会場もそうなんですけど、空港に降りた時点からもう開放的で。海外で1本ライヴをやったことで自分たちの自信にもなったというか、もっといろんなところでやれるんじゃないかっていう気持ちにもなりましたね。

-リリース後の予定は決まっていますか?

MARI:ワンマン・ツアーが9月23日から東名阪と決まっていますね。その前にも8月22日、23日には名古屋でイベントがありますね。今までワンマンは東京だけだったので、東名阪のワンマンでいろんな曲を披露できたら良いなって思ってます。

-先日のREXでのライヴも拝見しました。パワフルなパフォーマンスで、ガールズ・バンドのイメージからは少し離れたところにいるようにも感じましたが、パフォーマンス面で意識していることはありますか?

MARI:隙あらば煽る(笑)。

EYE:お客さんと一緒に楽しむのがライヴだと思ってるので、壁があってはいけないという気持ちはありますね。お客さんも一緒に歌ってくれたら嬉しいです。

-2009年の結成から今回のメジャー・デビューまでの4年半という期間はいかがでしたか?

MARI:このメンバーでスタートしたのが2012年の頭ぐらいで、ちょうど2年半くらいという感覚が強いですね。でも、その前にも作品があって、それもひっくるめてMary's Bloodだし、結成当初からバックの演奏の激しさや、歌メロはキャッチーなものもあってっていう、そういうところは変えずに、この1stフル・アルバムまでぶれずに持ってこれたというのは満足していますね。

-最後に、激ロックの読者に向けてメッセージをお願いします。

EYE:激ロックの読者のかたに聴いていただくのにふさわしい1枚ができました。激しい要素がすごくたくさん入っていて、聴いたら"おっ"てテンションを上げてもらえるような1枚になってると思うので、スピーカーの前でテンションを上げながら聴いてもらえたら嬉しいです。