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INTERVIEW

KEMURI

2013.06.06UPDATE

2013年06月号掲載

KEMURI

メンバー:伊藤 ふみお(Vo) 津田 紀昭(Ba) 田中‘T’幸彦(Gt)

インタビュアー:吉羽 さおり

-それでは、歌詞についてはどうでしょうか。今のKEMURIが発するメッセージ、ステートメントということで書かれているでしょうか。

伊藤:そうですね。基本的にはPMA=Positive Mental Attitudeだったり、自分にとってのPMA、とかやっぱり信じて進むしかないんだっていうところではあるけど。下品にならない程度に、嫌いなやつはいるし(笑)。かけがえのない尊いものも持っているし。それに対して、あまり他人を攻撃するようなことは書かないけど、やっぱり怒りとか、自然に人の心にあるものは出そうと思って。それがテーマで書いていますね。

-歌詞についてはソロでの作品とは分けているんでしょうか。

伊藤:あまりソロと分けている感じはないんですけど、やっぱりメロディが自分の曲とは違うから、どうしても違うところは出てくるかな。唯一違いを言うと、ソロの曲のほうがもっと抽象的な、暗喩じゃないけど、そういう表現になっていますね。KEMURIのほうが直接的なものが多いですね。

-5年間という時間での変化はありますか。

伊藤:基本的には変わらないかな。でも、5年前とは自分も含めていろんな状況、環境、現実が変わっていって。歌詞を書きながら、みんなが知ってることも、わかってるよって思ってることも、歌うべきことは歌うべきだなって思いましたね。すごく分厚い雲の上に青空が広がっていることとか。そんなの誰だってわかってるんだよってところだけど。それすらも気付かなくなってるような状況があるんじゃないかなって思いがあったから、そういう言葉を使って歌にしたし。心配するなよっていう、そういう言葉も使ったし、立ち上がろうぜっていう言葉だって使ったし。みんなわかってるんだけどっていうことでも、別に俺が歌わなくてもいいようなことでも、心にふっと下りてきたら全部歌詞にして。

-それは以前とは違うような気持なんでしょうか。

伊藤:うん、違うと思う。っていうのは、なんて言うのかな……解散した後に、素晴らしい出会いもあったけど、やっぱり失いつつあったものもやっぱり多かったし。KEMURIを失ったことで、失ったものっていうのも多かったしね。それは尊いものだったんだって、改めて思ったこともあったから。そういうのは、解散しないとわからないもので。解散した後、いろんな活動をやらなかったらわからなかったことはたくさんあったから、そこは全然違うかな。

-そういうものを知って、もう一度みんなで集まって活動をはじめることでまた大事なものが見えてくるし、絆もわかるということですね。

伊藤:そうですね。あれこれ考えるんだけど、まあ結局できることしかできないし、人って変わろうと思ってもそうそう、なんていうか変われない部分もあるにはあるんですよ。だからこそ、新しい曲を作るっていうね。新しいことを作って、新しことを作るなかで考えていくっていうことが大事だったんだと思いますね。だから、新しいアルバムはすごく大事でしたね。

-アルバム・タイトル『ALL FOR THIS!』に込めたのはどういう思いですか。

伊藤:やっぱりすべてこのためにあったんだ、っていうことですね。アルバムができたときに、KEMURIの活動に限らず、自分の人生で起こったことのすべてはこのアルバムを作るためにあったんだって、前向きな意味で思えるように。願掛けの意味もあったし。またそういう気持ちで作ったものが、KEMURIをずっと応援していて、いきなり解散するって言われて“おいおい、どうするんだよ”って思った人や、再結成ツアーできてくれたたくさんの人たちにも、解散っていうのはこのアルバムを作るためにあったんだなって思ってもらいたかったし。そのふたつが大きいかな。だから、頑張ろうよって。とりあえずやってみようって、思ってみようぜっていう。そんな気持ちで、みんなと話して作ったしね。

-こうしてKEMURIがアルバムを作って、活動する、その姿勢もメッセージを発しているようですね。

伊藤:だとしたら、嬉しいですね。すごいアルバムができたと思うし、今のライヴも最高だと思ってるので、だからですね、これからどうなっていくんだろうっていうのはすごく楽しみですね。

-アルバム・リリース後にはツアーがスタートしますが、どんなツアーになりそうですか。

伊藤:新しいアルバムを作ると、ツアーは新しいアルバムが中心になるんですかって訊かれるんですけど、Tが入って、これまでさんざんライヴでやった大定番曲とか代表曲も、今までやってた曲とも全然違う感じにはなっているから。もちろん新しいアルバムの曲は多くやるけど、どの曲をやっても旧曲をやっても新しい曲の感じですからね。楽しみですね、今回のツアーは。今日はここにいないけど、ドラムの平谷庄至とサックスのコヤバシケンのモチベーションの高さといったら、空回り寸前くらいの。

田中:空回り(笑)。

伊藤:ほんっとモチベーション高いんですよ。いい雰囲気だなあって。