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INTERVIEW

KEMURI

2013.06.06UPDATE

2013年06月号掲載

KEMURI

メンバー:伊藤 ふみお(Vo) 津田 紀昭(Ba) 田中‘T’幸彦(Gt)

インタビュアー:吉羽 さおり

-そういう曲を聴けてまたグッときたのもありました。

伊藤:とにかくやってみないとね。やろうとしないとなにも始まらないからね。

-AIR JAMの出演の話がなかったら、再結成というのは考えなかったですか。

津田:どうだろう、わかんない。10年くらい経ってたら考えていたかもしれないけど、あのタイミングでは多分ないんじゃないですかね、5年くらいじゃね。という気がします。

-何度も話し合ったということでしたが、こうして改めてバンドを動かしていくっていうのは大きな決断となりますよね。生半可な気持ちではできないし、とくに再結成ツアーって、バンドによっては正直“見なきゃよかったな”っていうのもファンにとってはあると思うんですよね。そういうなかで、やるからにはこれまで以上での気迫が必要だと思うんですが、どうですか。

伊藤:うん、そうですね。僕は基本的には天の邪鬼だから、期待されればちょっとこう、手を抜きたくなるし(笑)。期待されなければ、やりたくなるしっていうのはあるんだけど。結構、再結成は軽くはないぞって思っていたから。未だにそれは思ってるけどね。それは人に対してではなくて、自分のなかのハードルが、5年分上がってるわけだから。Tなんかは、10何年ぶりに入ったけど、メンバーみんなそうだと思うんですけどね。非常に、このタイミングにきて出会って、音楽を奏でるのに、ちょうどいいバランスだったんじゃないかなって気はする。なので、すごく楽しいし、ナチュラルにできているし、期待感とかっていうのとは全然違うところで楽しくできてる。周りがどんなことになってるかは、あまり気にしてないっていうか。昨日のライヴも、やりたいよねって言ったこと、じゃあやってみようよって言ったことが、できたし。できてない部分も見つかったけど。だから、すごいいいライヴだなあって。そうやって、1個1個進んでいければいいなって思ってますね。

-お客さんにしても、これまでずっと観てきただろうファンが多かったですが、なかには、すごく若いファンの姿もあったんですよね。それがいい光景だなと思いました。

津田:いました? 僕の前にいる人は、結構昔はよく来てて、久しぶりに来た人もいたし。だいぶ、おばちゃんになったなあとか。

田中:はははは!

津田:いつもニコニコ、ニコニコしてる人がいたんだけど昔から。その人がすごくお母さんみたいになってて。

-馴染みの方だったんですね(笑)。

津田:最前列とかは、ああ見たことある、見たことあるっていう。もっと、若いファンが増えてくれるといいですよね。

伊藤:嬉しいよね。あとは、昨日は男が多かった気がしたな。スカパラの出演発表をしたのはライヴの前日だから、純粋にKEMURIを観に来てくれたお客さんだと思うんだけど。ここにきて、男が多いねってう感じ。

津田:激しいしね、ダイヴとかもね。再結成ツアーのときも結構激しかったんですよ。解散のときは僕の印象だとすごくお客さんは来てくれたんだけど、一時期のKEMURIのライヴの客のぐっちゃぐちゃ感がないイメージだったんだけど、再結成はすごい勢いがあって。名古屋なんかは、めちゃめちゃ盛り上がって。昨日もそういう感じのノリでしたよね。

-まさに、KEMURIを待ってたっていう感じじゃないですか。

伊藤:うん、今がいいんだと思うんですね。やっぱりね、自分が正しいと思うことをやればいいじゃないですか。心を1つにして、1つの曲を奏でるわけだから。そのバランスがいいんじゃないかなと思う。安心しないと激しくなんて暴れないからね、みんな。やっぱりどんなアーティストに行っても、安心してるから暴れるしね。それだけ、演奏がいいんじゃないかな。一体感があるし。

-KEMURIのようなスカ・パンク、スカコア・バンドもここ最近いなかったんですよね。

津田:ああ、デカいバンドっていうのは、そうですよね。

-そういう意味でも飢餓感があったのかなとは感じたんですが、そういったバンドが少なくなってしまったのはなんででしょうね。

津田:流行りもあるんでしょうけどね。やっぱり、行き詰まるところはあるかもしれないよね。

伊藤:スカ・パンクって大変だと思うよ、いざやってみると。

津田:型が決まっているじゃないですか。それをずっとやることが、まあできるんだろうけど、結局お客さんが飽きちゃったり、バンドのメンバーが飽きちゃったりすることもあるだろうし。あと思いの他、シーンがそこまで――メロコアはハイスタ以降もあるんだけど、スカ・パンク、スカコアはそこまでデカイ流れになっていないというか。ちゃんと、底辺はあるんだけどね。あとは、僕の感覚だと、曲作りとかでも結構行き詰まると思うんですよ。ホーンとかも入ってるし、難しいんだと思うんですよね。