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INTERVIEW

locofrank

2012.10.11UPDATE

2012年10月号掲載

locofrank

メンバー:木下 正行 (Vo/Ba) 森 勇介 (Gt/Vo) Tatsuya (Dr/Cho)

インタビュアー:吉羽 さおり

-新作『ONE』はひさびさのオリジナル音源となりますね。また、ミニ・アルバムという形態は7年ぶりとなりますが、ベスト・アルバムを経ての作品ということで、どういうものにしたいかというのはありましたか。

木下 正行 (Vo/Ba):もともと、そのベスト・アルバムを作る前に、新しい音源を出そうという話はしていたんです。いつもそうなんですけど、コンセプトはなくやってるので、どういったものにしようっていうよりも、ふたを開けてみてどういうのになるのかなっていう感じで。ただその前にベスト……というよりも、自分たちで録り直しをしてみたいって作品が先にきましたけども。出したい曲もこれくらいしかなかったので、ミニ・アルバムという形になりました。

-ベスト・アルバムとはいえ、既曲を今の音録り直す、現在進行形の今を見せる特殊なものでしたよね。

木下:まあ、“結果、ベストになっちゃった”みたいな方が言い回しとしてはあってるかもわからないですけど。今の俺たちの音で録り直したいっていうのが、話としては先で。それで集めてみたらベストになったっていう。みなさんがどういう形でベストをやっているのかはわからないですけど。特殊なんですかね。

-ライヴで常々演奏している曲だと思いますが、改めて録り直してひとつの作品にしたことでなにか実感したことはありますか。

Tatsuya (Dr/Cho):すごく良かったですよ。14年バンドをやっていて。長くやっていれば、それなりに巧みになっていくものもあるでしょうし。なおかつ、変化も絶対にあるので。それを、録り直したいって思うのが普通かどうかはわからないですけど。実際ライヴでやってきて、今の曲のあるべき場所みたいのがわかっていたので。それを昔の音源のままでやるっていうのはどうなのかなと思って。だったら絶対、録り直した方が、自分らも納得いくし。ほんとやってきてよかったなとも思いましたからね。

-そこで自分たちのやってきたことを振り返る作業というのもあったんでしょうか?

木下:ベストの前に出した『STANDARD』というアルバムが、結構自分たちにとってはデカくて。『STANDARD』の前に、自分たちの方向性をまとめ切れずに、悩んだ時期があったんです。何がしたいんだろうなとか、どういうものがやりたいんだろうなっていうのは、結局自分たちにしかわからないよねっていう話になって。一切気にせずにやってみようって作ったのが、『STANDARD』の前の『BRAND-NEW OLD-STYLE』だったんです。それを経て、いろんなものがまた見えて。何をやっても自分たちの出すものがlocofrankだって、吹っ切れてできたのが『STANDARD』。そのツアーを経て、今の意志を認識した上で、ベストも俺たちが出したらどういうものになるのかっていうことでやったんですよね。3様の人たちが集まってるので、方向性なり自分たちの気持ちなりは、話し合わないとダメですよね。長くやっていると、良くも悪くも黙ってても理解しあえるところはあるんですけど。言わないとわからないことは変わってなくて。ここだなって思う時は、いちいち話し合います。最近もそういうことで再認識しようぜって話をしましたし。

-最近はどういうことで?

木下:自分たちが結構、いろんな意味で余裕が持てたというか。キャパ的なものも広がって、また新たに進んでるつもりなんですけど。そういったところでもう1回、ああだこうだ言ってやっていくことを、もう1回思い出してみるかっていうか。ロマンだのなんだのを掲げてるんだったら、ちゃんと言い合わないとっていう。そういうことができるのが俺たちの強みだと思うんですよね。自分たちの小さいレーベルで、スタッフ含め5人全員でやってきているので。もう1回、足並みを揃えたらさらに強くなるんじゃないかなと思ってます。

-今作の、「SECRET」という曲は、まさに今言われたような話と通じる内容で、積み重ねていくなかで願いや目標が見えなくなる瞬間もあるけれど、でももう1度願いを掴んでそこに向かっていこうっていう曲ですよね。これはどんな思いから生まれた曲ですか。

木下:何かひとつ成し遂げたり、辿り着いたなと思うと、そこで足を止めたり満足をしてしまうこともあると思うんです。誰かと決めた約束、俺たちで言えば仲間と決めた約束なり目標なりを、各々が成長していくなかで忘れてしまうこともあるんですけど。でも、やっぱりそういうものに支えられてやってきたから。その約束を自分の秘密としても1回認識して、いければいいなっていう。常にそういう姿勢でありたいと思っていますね。

-歌詞に出てくる“願い”。locofrankが今思う、その“願い”と言ったらなんだと思いますか。

木下:ずっとこの3人でやっていきたいということですね。それが唯一、俺たちの結成から変わってないところでもありますし、いいところでもあると思うので。もちろん、ぶつかることもあれば、足を引っ張り合うこともあるし、相乗効果ですごい前進する時もあるんですけど。気心の知れたこの3人で14年もやってますからね。この3人だったらなんでもできるし。3人がいて初めてはじまることだと思うので。願いと言えば、そこですね。