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INTERVIEW

ESKIMO CALLBOY

2012.05.08UPDATE

2012年05月号掲載

ESKIMO CALLBOY

Member:Sebastian Biesler (Vo)

Interviewer:ムラオカ Translator:Yuga

-「Is Anyone Up」のPVを見させていただいたのですが、COBRA STARSHIPの「Good Girls Go Bad」やLMFAOの「Shots」へのESKIMO CALLBOYからの返答、或いはスクリーモ・バージョンというように感じました。このPVのコンセプトを教えてください。

ハハハ(爆)!!コンセプトは特にないんだ!レコーディングするのと同じように、ただ好き勝手やっただけなんだ。もちろんこのビデオの中でビック・パーティーをやりたいって思ってたよ!でも「California Gurls」の撮影の時と同じように、面白いことはひとりでに起こるんだ。だから「Is Anyone Up」でもそれは一緒だったよ。それってオレたちのライヴと似ているんだ!何が起こるか全く分からないんだ(笑)。

-その「Is Anyone Up」を始め、あなたがたが作る曲はとことんヘヴィなパートと超絶キャッチーでダンサブルなパートのバランスが絶妙ですね。あなたがたがこだわってるポイントの1つではないでしょうか?

その通り!キミの顔を蹴り飛ばすような音楽が好きなのさ(爆)!みんなで一緒にダンスしまくろうぜ!!ライヴなのにネオンキラキラのディスコチックな雰囲気を作り出したかったんだ!!

-また他にあなたがたが曲を制作する上でこだわっているポイントがありましたら教えてください。

いや、特にないっす(笑)。上手くミックスできるジャンルをいろいろ組み合わせる努力はしているけどさ……でもほとんどの場合は完成するまで自分たちが何やってるかよく分かんないんだよね(笑)!

-アルバム・リリース前の自主制作盤のみという段階にもかかわらず、あなたがたはここ日本のコア・ファン層から大きな反響を得ていますが、本国ドイツ並びに各国での評判はいかがでしょうか?

オレたちの音楽に対するリアクションは様々だよ。天才じゃなくても、オレたちの歌詞が皮肉たっぷりで風刺的なのは誰でも分かる。例えば、ステージでキラキラしたタイトなレギンスを履いたオレたちが“faggot(ホモ)”みたいな言葉を使っているとかね(爆)!オレたちは世の中の何もかもをバカにしているんだ、特にオレたち自身をね!ラッキーなことにオレたちのリスナーのほとんどはそのユーモアを理解してくれている。オレたちがやっていることがすごく好きだと言ってくれるメールやメッセージをたくさんもらえるしね。ホントみんなにはマジで感謝しているよ。あと何が面白いって、たくさんの男が、オレたちが女の子に対して酷い言葉遣いをすると怒るんだ。でもオレたちが話す女の子はみんなそんなこと全く気にしていないんだ。たぶん彼女たちは、オレたちが本当は女の子が大好きだって分かってるんだと思うな……。

-Katy Perryの「California Gurls」のカヴァーも非常に好評ですね。この曲をカヴァー曲に選んだのはなぜでしょうか?

EPを出して毎週末ライヴをしていたから、新しい曲を書く時間が全然なかったんだ。でも何か新しいものをステージにもってきたくてさ。ポップ・ソングのカヴァーはライヴを楽しくする大事な要素だよね。「California Gurls」はみんなが一緒に歌える曲だろ!?オレたちのギターの1人がウォーミング・アップのためにスタジオでよくこの曲を弾いていたからこれを選んだんだ。オレたちみんな好きだったからね。

-また今回のアルバムに「California Gurls」が収録されていないですがなぜでしょうか?

それには2つ理由があるんだ。まず、今回のアルバムは新曲のみにしたかった。オレたちを知っている人は全員「California Gurls」も知っているからね。もう1つは、権利関係の問題を避けたかったんだ。ちょっとKatyの携帯番号をなくしちゃったから、使って良いか彼女に聞けなくてさ(笑)!

-ドイツというとRAMMSTEIN やHIS STATUE FALLS、HEAVEN SHALL BURNなど非常にゲルマン気質の強い硬質でダークなサウンドを鳴らすバンドが多いと思いますが、あなたがたのサウンドはその点異質ですね。正直あなたがたのサウンドからドイツ出身ということは絶対分からないと思います。他のドイツのバンドとあなた方にはどんな違いがあるのだと思いますか?

それは難しい質問だなぁ。自分たちについての判断は自分ではしたくないからさ……オレたちはただ音楽を作ることが好きな男の集まりだよ。ステージに上がるまでずっと舞台裏にいるなんて好きじゃないんだ。新しい友達を作ったりみんなとわいわいするのが好きだよ。オレのママ以外の人なら、誰が何と言おうがあんまり気にしないタイプだしね(笑)。キミがもし自分のやっていることが本当に好きだと言えて、それのために立ち上がれるなら、その情熱を他の人にも共感させられる強さを持っているはずだよ!そしてそれがオレたちのやっていることさ!!