INTERVIEW
ROACH
2012.02.03UPDATE
2012年02月号掲載
Member:TAAMA(Vo) くぼっち(Gt) 勝也(Ba)
Interviewer:ムラオカ
-恐らく、東京で再度活動し始めた時って、以前のファンの流れとかがメインだったんじゃないかなと思うんです。ノリとかを見ていると、曲は激ロックで扱うような曲だなと感じられるんだけど、ファンのノリというのは良いとか悪いとかは別として、私がいつも行くようなライヴで見るキッズとはちょっと違うなと感じてたんですよね。でも最近のROACHのライヴでは、以前からの流れのノリもありつつ、ハードコア・モッシュをするようなキッズもいて、いい意味で混在してきており厚みが出てきてるんじゃないかなと思います。
TAAMA:確かにそうですね。混ざってきましたね、どんどん。
-ライヴの本数も相当数だったと思います。2011年1年で何本くらいやってきたか把握していますか?
TAAMA:もう分かんないです(笑)。数えてないライヴもあるんですよ。公表していないライヴもあって、沖縄のバーでやるようなライヴは好評してないですし、1日に2ステージとか3ステージ上がることもあります。この前もダブルヘッダーがあって、渋谷と柏なんですけど、ライヴして直ぐ電車で移動して(笑)。年間どれぐらいなんだろうね?100は全然いってますね!
-たくさんのライヴの中でも、ターニング・ポイントとなったのは、激ロックGIG VOL.1、2、そして9/30に行われた『098-』(ゼロナインエイト)ではないでしょうか?
くぼっち:やっぱり激ロックGIGは大きいよね?
TAAMA:大きいね。
-ありがとうございます。自分で振っといて言うのもなんなんですけど(笑)。
一同:(爆笑)
TAAMA:でもそうだよね。本当にそのさっき話したいただいた通り、ブンブン系がいなかったんですよ。以前からの流れのお客さんがいたので、それはそれでよかったんですけど、それプラスどうやってそういう子たちを迎え入れていけばいいんだろうっていう課題もあったので、激ロックGIGに出していただいたり、そういう界隈のバンド達と一緒にライヴをやれるようになってから、大分変わってきたなと思ってます。やっぱりきっかけをもらえたのは激ロックGIGだったなというのはすごく感じます。実際にライヴをやってみてお客さんの反応も良くて、やって良かったなと思います。
勝也:あまりターニング・ポイントって自分の中で実感することがないんですけど、多分要所要所にポツポツあるんじゃないかなって思います。これだっていうのはあんまり実感することがなくて強いて言うなら激ロックGIGかなと思います。
-もう1つ挙げさせていただきました「098-」ですが、このイベントはどういうスタート地点があって作っていったのでしょうか?
TAAMA:地方から出てきたバンドにとって本州に出てくることって挑戦だと思うんです。沖縄でやれてるように東京でも自由に楽しく普段通りのライヴが出来るようにという思いもありました。沖縄でやっているようにやりたいし、沖縄でやってるようにみんな接して良いイベントを作りたいと思ってやっていました。そうしながら僕らが出て行くことによって、沖縄の若い子たちがもっと外に目を向けて欲しいなという思いもあって。僕たちはこんな仲間たちとこんなライヴをやっていますよって、本州で仲良くなった人たちにも見て欲しいし、それと同時にこういうことをちゃんとやれるんだよって沖縄の子たちにも見せたかったっていうのもあります。
-企画っていつぐらいから立てていたのでしょうか?
TAAMA:1年ぐらい掛かってますね。前作のリリースと同じ時期に、どこに落としどころにしようかという。それをラウドな感じでやるイベントにするか、沖縄のイベントにするかという2つの選択肢で1回沖縄の方で形にしようというところでまとまって生まれたんです。
-結果、600人以上の集客を集めたんですよね?見に行きましたが、これが沖縄のシーンなんだというのが実感できました。私の周りの界隈の人間もたくさん行っていたのですが、みんな感動していましたよ。
TAAMA:そうだったんですね、嬉しいです。