INTERVIEW
ROACH
2011.02.07UPDATE
2011年02月号掲載
Member:くぼっち(Gt) 勝也(Ba) TAAMA(Vo) DAISUKE(Dr)
Interviewer:ムラオカ
-自分の音源ステージに投げるって凄いですね(笑)!!
T:裏入っても握手して音源渡してみたいな。
-ちゃんと営業して(笑)。ダイヴして音源渡してって初めて聞きましたよ(笑)。
T:そうしたらお客さんも盛り上がるんですよ(笑)。
-アメリカのバンドでもそこまでアグレッシヴなことをするハングリーなバンドはいないんじゃないですか?
一同:(爆笑)
-また沖縄独特のメロディって非常にインパクトがありますね。沖縄で育つことで自然にこういったメロディが生まれるのでしょうか?
T:それとはちょっと違うと思うんですけど、どうなんでしょう…、よくそう言われるんで、あぁそうなんだな、沖縄人のメロディなんだなっていうイメージは持ちつつも、やっぱり普通にJ-POPとかJ-ROCKも聴いて育ってるんで。例えば中島みゆきさんだったりとかっていう。あと90年代の一番J-POPが盛んだった時代…
D:大黒摩季とか?
T:そうそう。大黒摩季とかも好きだったし、小学校の時とか結構J-POPを聴いてたんですよ。普通にCHAGE and ASKAとかも聴いてたし…しっかりと歌詞を伝えたくてそれをすごく意識してるので、言葉をどこで切るかとか、日本語がすごく聴こえやすいメロディを追及していくとこうなっていったっていうのはあるかもしれないです。
-基本的には歌のメロディに関してはTAAMAさんが全て?
T:はい。
-どういう流れで曲を作ってるんですか。楽曲を完成させた後にメロディや詞を載せてとか。
T:これも結構ばらばらだよね。メロディからもあるしオケからもあります。レコーディング直前までメロディが決まらなかった曲とかもあります。ほんとばらばらだよね、それは。
-話が重複するかもしれませんが、“From沖縄”と言わなくとも、作品を聴けば恐らく誰もが沖縄のバンドなのではないか、と気付くと思います。あなたたちにとって沖縄出身ということは重要な要素ですか?
T:僕は重要です。
く:曲作る時とかも煮詰まったなぁとかいう時は海行ったりとかしてるんで、そこで作って出てきた音とかもあるから、沖縄離れて活動するってなった時に、多分曲出来ないんじゃないかなぁって思いますね。意識はしてないですけど、絶対なんか根付いてますね。
T:高校の頃バイトでカメラマンやってたんですけど、その時に琉球民謡の格好した女の子を宴会場に侍らせて、その写真撮って、次の日そのホテルの入り口で1枚千円で売るっていうバイトをしてたんですけど。その時に毎日民謡聴いてたんです(笑)。そういうのも影響受けてるのかな(笑)。
-ツアーで東京とか大阪来た時では曲を作りづらいですか?
く:作りづらいっていうか、その時に受けた感情とか気持ちとかは反映されますけど、結局土台の部分は沖縄に帰ってからのが大きいですね。自分らのライフ・スタイルの中でやったら普通に自然に出てくるというか。
-沖縄独特のメロディとヘヴィなサウンドを融合させてみようと思ったきっかけを教えてください。
T:ガキの頃ってジャンルも何も考えない時で、とりあえずこういうのがかっこいいんじゃないかみたいな感じじゃないですか。高校時代、WRENCHとかヌンチャクとか聴いたり、山嵐聴いて、そこから洋楽に入っていったんですけど、とりあえず激しいのやりたいねって。沖縄にもハードコア・シーンって存在していて、そういうのを見て、怖いけどかっこいいなって思ってやってみたものの、ギャーギャーワーワーって言ってても、なんかこれだけじゃ足りないなって思ったんですね。それでちょっとメロディをつけたいなってつけた時にポッとできた曲ってそれがもう今のこの路線だったんですよ。で、これはもう、“ハードコア中島みゆき”になるって、そこから始まった感じだったんですよ。
-非常にヘヴィでダイナミックなサウンド・プロダクションですが、どちらで録られたんですか。
T:全部沖縄で、自分たちでです。
-ヘヴィな音を作るのに精通しているスタジオとかで。
T:それがまたちょっと違って、知り合いのエンジニアさん呼んで普通に練習スタジオで録りました。
-結構いい音に仕上がっていますよね?
T:ありがとうございます!まだいけます(爆笑)!!