DISC REVIEW
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ロックダウンの最中にプライベート・スタジオで制作された、DREAM THEATERの15作目となるスタジオ・アルバムが完成! ミキシングとマスタリングは今回が初タッグのAndy Sneapが担当しており、クリア且つパワフルな音像で各パートの細かなニュアンスも堪能できる。宇宙進出をテーマに目まぐるしく展開するTrack.1に始まり、複雑なアンサンブルにエモーショナルな歌メロが映えるTrack.4、ポップな側面を際立たせたTrack.5、初導入の8弦ギターで新機軸のヘヴィネスを追求したTrack.6、そしてバンドならではの20分超のラスト・トラックと、"新しさ"と"らしさ"を持ち合わせた快作だ。既存のファンはもちろん、本作から深遠なるDTの世界に踏み入れてみるのも悪くないだろう。 菅谷 透