逆境を逆手にとり、新たな価値観を手に入れること。それは決して生易しいことではないはずだ。だが、FATE GEARはある種の賭けとも言えるその試みを、見事に我がものとすることに成功した。従来のバンドという殻を脱ぎ捨て、このたびFATE GEARが"ガールズ・スチーム・メタル楽団"として完成させた今作は、なんと主軸となるプロジェクト・メンバーとゲストを合わせ、総勢12名によって制作されたというから実に面白いではないか。壮大で重厚な音もさることながら、あえて7年前の東日本大震災をモチーフにしたという歌詞も非常に奥深い。なお、「Little Spring」のみMina隊長の飼い猫の追悼歌であるというものの、喪失からの立ち直りを描いているという意味では、これもまた復興の歌だと言えるはず。 杉江 由紀
世界を飛び回る旅は目下続行中。Mina隊長（Gt/Ba/Composer）と乗組員らにより編成されるFATE GEARは、ガールズ・スチーム・メタル楽団を標榜するが、昨今の円安とインフレが激化する状況にあっても、果敢にワールド・ツアーを展開
優良資産は効果的に運用するほうがいいに決まっている。前作『Deathless Memories 2023』に引き続き、今作は2015年発表の1stフル・アルバム『A Light in the Black』（現在廃盤）に収録されていた楽曲の中
アルバム3枚にわたる壮大な物語を締めくくった前作から半年で、早くも新曲＋再録曲を収録したシングルが到着。再録されたのは、2015年に発表した1stフル・アルバム『A Light in the Black』に収録されていた「Romancer」
嘘は真実を交ぜ込んだほうがより嘘としての完成度を増すというが。18世紀に実在したとされる女海賊のアン・ボニーとメアリ・リードを主人公に、FATE GEARがここに描き出したひとつのフィクションは、壮大にしてドラマチックなストーリーを生み出し
映画や小説にも匹敵する壮大なドラマ性と、ここに来てメロデス要素を強く押し出した音像が融合することにより、ここにはFATE GEARにしか生み出せない異空間が出現したようだ。昨年1月に発売されたコンセプト・アルバムの前日譚にあたる物語を詞で描
辛辣！ あくまでFATE GEARらしいファンタジックな表現がとられてはいるものの、表題曲で描かれているのは、コロナ禍における正義の在り方やマスク警察と呼ばれる勢力に対しての疑問の数々、であるように思えてならない。ギタリスト、Mina隊長の
逆境を逆手にとり、新たな価値観を手に入れること。それは決して生易しいことではないはずだ。だが、FATE GEARはある種の賭けとも言えるその試みを、見事に我がものとすることに成功した。従来のバンドという殻を脱ぎ捨て、このたびFATE GEA
"日本のバンドにしか作れない音ってなんだろうというのを改めて考えてみました"――初となるワールド・ツアー開催目前に最新シングルが完成！
"最後の1ピースをはめることによって、物語がようやくここで完結した"――FATE GEAR、壮大且つドラマチックなストーリーのフィナーレ描く最新作ドロップ！
"前作『The Sky Prison』の世界を過去にさかのぼった"FATE GEARが新章を描くニューEP『Killers in the Sky』リリース！
多人数制プロジェクトとして変貌を遂げた"ガールズ・スチーム・メタル楽団" 最新作に込めた彼女たちの想いとは？ 新たな歴史のページが刻まれる！
