COLUMN
TeddyLoid presents DANCE × ROCK CHRONICLE Vol.4
-最後の終わり方も、ハモって終わるので、原曲と違って明るく開けてくる終わり方ですよね。
T:僕はこの曲にまずスペーシーな印象を感じました。僕のアルバムも宇宙を舞台にしているし、スペーシーな浮遊感みたいなのを意識して作りました。
-このリミックスを聴いて思い浮かんだのは、KNIFE PARTY、PENDULUM、あとNEROでした。
T:嬉しいですね。NEROは最近メンバーがひとり追加されて、今アツいんです。
-u-yaさんはどんなEDMがお好きなんですか?
u:SKRILLEXとか、Steve Aokiとか、David Guettaとかですね。
T:僕もSKRILLEXは大好きです。
-この対談では必ずSKRILLEXの名前が出てきますよね。
u:もともとバンドをやっていた方じゃないですか。だからバンドに近いサウンドがありますし。
T:SKRILLEXはひとつの目標ですね。バンドの方と電子楽器の架け橋みたいな存在。僕も日本でそんなふうになれたらいいなと思っています。
-u-yaさんから何かTeddyLoidさんに聞いてみたいことはありますか? 作曲面だったり、プログラミング面だったり。
T:生活のところでも何でも(笑)。
u:(笑)ワンちゃんがめっちゃかわいいですよね。
T:そうそう、"HikakinGames"にも一緒に出ましたね。
u:めちゃめちゃかわいくて、画面を写メしたくらいなんですけど(笑)。名前はなんていうんですか?
T:チェリーちゃんです(笑)。
u:チェリーちゃん! 今日会えるかなと思ったんですけど(笑)。
-海外セレブみたいですね(笑)。
u:向こうの人ってどこにでも犬連れてきますよね(笑)。
T:僕が逆に聞きたいのが、最近僕らのEDM界隈のDJって、ラップトップで曲を作ることが多いんですけど、u-yaさんは? デスクトップで家でじっくり作る方ですか? バンド側からの視点を聞いてみたいです。
u:僕はラップトップですね。打ち込みをやるときに参考にしてるのがSKRILLEXで。それにここ最近流行ってるEDMアーティストはみんなラップトップでやっていますし、あとは手軽にできるからですね。デスクトップでやった方がいいのかなとも思うんですけど、家でしかできない環境になっちゃうし、ましてや僕は名古屋に住んでいるので、家にいないとまったく触れないというのはダメだし。MacBookで作っています。
-デスクトップで作るのとラップトップで作るのと、かなり違うのですか?
T:デスクトップだとスペックはより良いんですけど、ラップトップは起動性が良いんですよね。僕らの周りもラップトップを使う人が多くなってきてて、バンドで打ち込みをやっている方もラップトップを使っているんだと知ることができて面白いなと思いました。僕もラップトップはもちろんあるんですけど、家ではデスクトップで作っていて、ソフトはノートを持ち込んで両方でやっています。
u:それは同期させているんですか?
T:常に同期させています。
u:ああ、それいいですね。僕もそういう環境が欲しくて。僕はMacBookでWindowsを立ち上げてやっていて、ブートキャンプしてFL Studioを使っています。
T:ああ! そこが面白い! FL StudioってすごくEDM寄りのソフトなんですよ。
u:実はFL Studioしか使ったことがないんですよ。レコーディングのエンジニアとかProToolsを使ってるじゃないですか。それだとやり取りが手間で。最近導入しようかなと思ってるんですけど。
T:FL Studioは、海外だとAFROJACK等が使っていて、日本だとbanvox君が使ってますね。僕はAbleton Liveを使っていますが、バンドでFL Studioを使っているという方は初めてお会いしました。
u:大体この手のバンドはProToolsが多くて、"何使ってんの?"って聞かれたときに、FL Studioって言うと、"何それ?"って言われるんですけど(笑)。FL Studioが浸透する前から使っていました。めっちゃ使いやすいのになんで使わないんだろうって思ってました。
-ちなみにFL StudioがEDM寄りというのはどういう部分ですか?
T:ソフトの仕組みとしてはステップシーケンサーが基盤なので、四つ打ち等のループを作りやすくて。生楽器を録音するより、プログラミングすることに特化したソフトなんですよね。