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FEATURE

TeddyLoid

2015.12.07UPDATE

2015年12月号掲載

天才EDMクリエイター TeddyLoidが豪華布陣と全曲コラボしたニュー・アルバムを投下! 全方位のシーンを震撼させる、超ド級のモンスター・ダンス・アルバム!

Writer KAORU

激ロックのコラム"DANCE × ROCK CHRONICLE"において、数々のラウドロック・アーティストのリミックスを手掛け、最新型EDMとラウドロックの親和性を証明し、そのリミックスがきっかけでTeddyLoidの名前を知った読者も多いだろう。
 
デビュー作『BLACK MOON RISING』(2014年リリース)は徹底したストーリーがあり、作曲、演奏からマスタリングに至るすべての工程を自身で完成させ、ダンス・アルバムでありながらも、本質的には内省的な作品であった。しかし、本作『SILENT PLANET』は、ガラっとアプローチを変え、全曲客演アーティストとのコラボレーションを実現している。クレジットからわかる通り、この振り幅と豪華さはまさにカオス。弱冠26歳ながらも、10代のころから幅広い層にアプローチする音楽制作を積み上げてきた彼だからこそ実現したのだ。しかし、その一貫性のないアーティストの個性を巧みに使い、なお且つ、新鮮な魅力をも引き出し、きちんとEDMに着地させるというプロデュース能力の高さには本当に驚かされた。
 
TeddyLoidは、『SILENT PLANET』のテーマについてこう語っている。
 
"『BLACK MOON RISING』は黒い月面を舞台とし、宇宙空間での少年の孤独を描いた作品でした。今回の舞台は"SILENT PLANET"、沈黙の惑星です。音楽と言葉が禁じられた近未来の世界を、音楽で仲間達と解放する、そんなストーリーを温めていました"
 
なんとも深い意味合いだ。そして、ひと言で仲間たちと言っても、このカオスなメンツである。音楽の中にも、差別があり、ジャンルの住み分けがあり、有名になればなるほどイメージを覆すことは難しい。そんなジレンマをぶっ壊すがごとく、『SILENT PLANET』という1枚のアルバムでひとつになって、一石を投じたいという思いがあったのではないか。実際に、彼はしばしば"架け橋のような存在になりたい"と発言している。
 
そんな意味合いがあるからこそ『SILENT PLANET』は、必然的に娯楽性の高い作品になったのだろう。とにかく踊れる、とにかく歌える、パーティー・チューンのお祭り騒ぎ。非常に高いエンターテイメント性で、"ごった煮"感を結実させているのだ。
 
ここでラウドロック・リスナー必聴の曲を紹介させていただこう。まずは「Break'em All feat. KOHH」(Track.6)。筆者はこの曲を聴いた瞬間、デスコアじゃん!と思ったのだが、実際にこの曲は、KOHHがSUICIDE SILENCEをTeddyLoidに聴かせ、そこからインスパイアされて作られた曲なのだそうだ。ジャンルとしてはトラップなのだが、KOHHの攻撃的なラップと獰猛なギター・リフと、生のドラム感が強い重厚なトラックからあふれるブルータリティは"デス感"そのものだ。そして、「Lion Rebels feat. JUN 4 SHOT from FIRE BALL & N∀OKI, NOBUYA & KAZUOMI from ROTTENGRAFFTY」(Track.8)は、レゲエ・ラウド・ロックの要素とヘヴィなダブステップが融合し、めまぐるしいマイク・バトルが繰り広げられており、ロットン・ファンはもちろん、非常に激ロック読者向きな曲だ。「Last Teddy Boy feat. HISASHI from GLAY」(Track.5)は、HISASHIのブルージーなプレイに加え、THE STARBEMSの日高 央が歌詞を提供しているロック・チューン。この曲にまつわるエピソードは、THE STARBEMSの「Vanishing City」をリミックスした対談コラムに掲載されているのでぜひチェックして欲しい。個人的には、近田春夫とtofubeatsがラップ・バトルを繰り広げる「VIBRASKOOL feat. 近田春夫 (Professor Drugstore a.k.a. President BPM) & tofubeats」(Track.9)に度肝を抜かれた。ヤバすぎでしょう。
 
『SILENT PLANET』は、1曲1曲が独立したシングルとしての完成度を誇っているので、1曲単位で聴くのもアリだが、激ロック読者には、ぜひともアルバムで聴いて欲しい。なぜならば、EDMアルバムであると同時に、とてもラウドロックを感じさせるアルバムだからだ。ふだんはとても物腰が柔らかく、謙虚で純粋な好青年なのだが、その音楽性は、外側には見せない攻撃性があり、常に疑問を投げかけ、周りを挑発する。まさにロック・ミュージシャンのスピリットが根底にある。アルバムの中に過激な歌詞が多く収録されているのも、コラボレーションしたアーティストが彼のサウンドから、強いロック・スピリットを感じたということの証明だろう。豪華アーティストとコラボレーションし、360度方向の音楽リスナーにアプローチするキャッチーさを兼ね備えた最新型EDM。その中に、ラウドロック的な過激さもふんだんに取り入れ......トゥーマッチな情報量を本質的なミクスチャー感覚で昇華し、"日本のEDM"のイメージを新鮮なものへと一新する、とんでもないモンスター・アルバムだ。2015年、天才TeddyLoidが時代を変えていく瞬間に立ち会えたことを幸運に思う。
 


TeddyLoid 
2ndアルバム
『SILENT PLANET』
NOW ON SALE!!
[EVIL LINE RECORDS]
 
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【通常盤】 CDのみ KICS-3324 ¥2,800(税別)
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[DISC1]
1. Game Changers with 中田ヤスタカ(CAPSULE)
2. Searching For You feat. 柴咲コウ
3. All You Ever Need feat. ☆Taku Takahashi (m-flo)
4. Secret feat. 池田智子 from Shiggy Jr.
5. Last Teddy Boy feat. HISASHI from GLAY
6. Break'em all feat. KOHH
7. We Are All Aliens with WRECKING CREW ORCHESTRA
8. Lion Rebels feat. JUN 4 SHOT from FIRE BALL & N∀OKI, NOBUYA & KAZUOMI from ROTTENGRAFFTY
9. VIBRASKOOL feat. 近田春夫 (Professor Drugstore a.k.a. President BPM) & tofubeats
10. Above The Cloud with 小室哲哉
11. はじらい Like A Girl feat. 志磨遼平 from the dresscodes
12. Grenade feat. 佐々木彩夏 from ももいろクローバーZ
 
[DISC2](初回限定盤のみ)
1. Game Changers with 中田ヤスタカ(CAPSULE)(Extended Mix)
2. Above The Cloud with 小室哲哉 (Extended Mix)
3. All You Ever Need feat. ☆Taku Takahashi (m-flo) (Extended Mix)
4. Secret feat. 池田智子 from Shiggy Jr. (Dub Mix)
5. Grenade feat. 佐々木彩夏 from ももいろクローバーZ (Ambient Mix)
6. Searching For You feat. 柴咲コウ(Ambient Mix)

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