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2009.11.04 20:31 | アーティストニュース
DIR EN GREY武道館二夜公演、ソールドアウト!
きたる1月9日と10日の両日、2010年最初のライヴを東京・日本武道館で行なうDIR EN GREYから、驚愕のニュースが届いた。なんと10月31日に一般発売を迎えた両公演のチケットが、販売開始からわずか15分間で完売に至ったというのだ。
音楽業界に限らず不景気な話題ばかりが届く昨今にあっては、めずらしい話といえるかもしれない。が、同時にこれは“当然の現象”ともいえる。今から3年半前、2006年夏にも武道館での二夜公演を行なっている彼らだが、その際のチケットも45分間で完全ソールドアウトとなっているのだ。それ以降の時間経過のなかで、『UROBOROS』(2008年11月発表)という最狂の怪物アルバムを世に提示し、文字通りワールドワイドな活動を実践しながら、DIR EN GREYは狭義のカテゴライズとは無縁の存在として、独自の地位をより強固なものにしてきたといえる。つまりその支持層は、かつて以上に広く、しかも厚いものになっているわけで、両公演が即日ソールドアウトとなることは、あらかじめ一部の関係者たちの間では確実視されていたところもあるのだ。
ちなみに当のメンバーたちは、同じく10月31日、この朗報到着とほぼ時を同じくして、11月2日に開幕を迎える全米ツアー(自己初の南米公演も含む)に向け、旅立っている。そして11月末の帰国を経て、12月2日には、『UROBOROS』以来の新音源にあたるニュー・シングル、『激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇』のリリースが控えている。
1月の日本武道館二夜公演は『UROBOROS -with the proof in the name of living…-』と題されており、2008年末に大阪城ホールで『UROBOROS -breathing-』と銘打って行なわれた公演と対を成すものになるとみられている。具体的な内容を予測することは難しいが、大阪城ホール公演で徹底的に体現された『UROBOROS』の世界観が、日本武道館での二夜には、さらに巨大かつ濃密なものとして描きあげられることになるに違いない。しかも“封印すべき過去”を何ひとつ持たない彼らのこと、熱心なマニアにすら想定不可能なサプライズも用意されているに違いない。文字通りのプラチナ・チケットを手に入れた音楽ファンには、その瞬間まで、想像力を駆使しながら大いに期待感と妄想とを膨らませていて欲しいものである。
文●増田勇一
DIR EN GREY
「UROBOROS -with the proof in the name of living...-」
2010.1.09(sat)[東京都] 日本武道館 OPEN 18:00/START 19:00
2010.1.10(sun)[東京都] 日本武道館 OPEN 17:30/START 18:30
チケット料金:¥6,000(tax in)
席種:アリーナスタンディング(ブロック指定・整理番号付き) / スタンド指定席
総合問合せ:フリップサイド 03-3466-1100
http://www.direngrey.co.jp/