MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

NoGoD

2015.04.07UPDATE

2015年04月号掲載

NoGoD

Member:団長 (Vo) Kyrie (Gt)

Interviewer:荒金 良介

-まず、前作『Make A New World』レコ発ファイナル公演(昨年11月29日・品川ステラボール)の感想から聞いてもいいですか?

Kyrie:バタバタしてましたね。

団長:アルバムのジャケの世界観をステージセットで再現したので、搬出搬入でドタバタでした。で、いざ蓋を開けると、"ウチのお客さんって、こんなに熱かったっけ?"と思って。

-改めてそう感じたんですか?

団長:ライヴをやりながらお客さんはいつも熱いなと思うけど、あの日は特に熱量が高かったですね。自分たちはこういうバンドになれたのかと、ちょっと嬉しくて。長年化粧していたこともあり、ヴィジュアル系好きな人はもちろん、純粋に音を求めて来てくれた人も多くなったんだなと。歓声や熱量がすごくて、会場全体がキラキラしてました。

-"こういうバンドになれた"というのは?

団長:ライヴでちゃんと伝えられるバンドになったなと。あと、下手のセットが錆びついていたのは、Kyrieの悪意を感じました。Kyrie側にはビルや柱があったけど、Shinnoさんの方は錆びたドラム缶が置かれてましたからね。自分だけ近代的にしやがって。

Kyrie:違うよ(笑)!『Make A New World』をモチーフにしたデザインだから、ジャケの右側にビルがあって、左側に扉があるんですよ。で、下手はふたりいるから、がっつりセットを置けなかっただけ。

団長:ちょっとぐらいビル置いてもいいじゃないかよ(笑)! まあ、ああいうセットが置けるのもメタル・バンドの特権ですね。俺たちはああいうセットでやれるのが強味だから。KISSのショーも好きなので、派手なセットを組めるバンドで良かったです。ホールでもライヴハウスでも対応できますからね。それをやれるバンドになれたんだなと。

-豪華なステージ・セットを用いたライヴは、昔からやりたかったことですか?

団長:俺、ホールとかも好きなんですよ。座りながらも聴かせて踊らせたいですもん。年配でもお子さんでも楽しめる音楽をやってるつもりです。

-ちなみに、ステージ・セットはKyrieさんがアイディアを?

Kyrie:舞台監督と話をして、最終的にジャケをモチーフにしたステージを作りたいと提案しました。個人的にキレイだなと思ったのはバックの空で、今回のベスト盤にも収録されている「十人十色」、『Make A New World』に入っていた「WORLD ENDER」とか、スケール感のある曲は空のイメージと合っていたので、自分でも観たかったです(笑)。

-あの日はKyrieさんのバースデイでもあり、特別なファイナル公演になりましたね。照れ臭そうにしてる姿が印象的でした。

Kyrie:気持ち的にはツアーに入ると、その意識の方が強くなるから。あの日はファイナルという名目があり、そのついでのバースデイですからね。メンバーの誕生日が重なって、お客さんも楽しんでもらえるなら、くらいのテンションでした。そこでドンと祝われると、小っ恥ずかしい。

団長:ロックのライヴの途中でお祝いムードって、イラッとするもん。俺は嫌だな。

Kyrie:あの日はお客さんが勝手に歌い出して、勝手に始まっちゃったからね。

団長:それは"ありがとう!"と言うしかないね。

-あと、"自分が変われば世界が変わる。僕らはまた新しいものを作りにいく"というKyrieさんのMCが印象的でした。

Kyrie:『Make A New World』のツアーなので、ツアー中にアルバムについて考えさせられることがあり、それを言葉にしてみんなにお返ししたくて。このツアーで自分は何を得て、何を考えたのか、それを言葉にしなきゃいけないなと。