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DISC REVIEW

Panic Stations

低音を強調したゴリゴリッとしたサウンドがかっこいい6thアルバム。前作『Go』から実に3年ぶり。なぜそんなに間が空いたのか、お馴染みのムーグの音色とともにMCS節 をぶっとばすさまが痛快すぎるTrack.1「Anything At All」を聴いてもわからない。ここまでストレートなサウン、ドを鳴らすことに躊躇でもあったんだろうか。ともあれちょっと単調かなぁと思っていると、ムーグがホーンのよ うに高らかになるTrack.6「It's A Pleasure To Meet You」からさらなる勢いで畳み掛け、そこからフォーキーなラスト・ナンバー「Days Will Run Away」まで一気に持っていかれる。しかもラスト・ナンバーの終盤、びっくりするような展開を遂げるんだから堪らない。日本盤がリリースされないなんて本当にもったいない。 山口 智男