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COLUMN

ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.13

ESKIMO CALLBOYのいきなり!チャラアゲ伝説。 vol.13

-どこから始まったか、どんなフェスに出たか、スケジュール等、それから過去のショーがどんなだったか、今のツアーについて詳しく教えてください。


新作『Crystals』の制作が終わったら、今度はその新曲を練習する番だった。『Crystals』のツアーは今までのどんなツアーよりも明るく輝くものにしたかったんだ。ドイツでやったリリース記念のツアーでは窓の模型に何百枚ものCDの破片をくっつけた。それから実際のステージの上にステージみたいなものを載せたんだ!巨大に見えたよ。何もかも今までより大きくないと気がすまなかった。照明も大幅に増やして、特徴的なものも大幅に増やして......初日の2日前に最終リハーサルが終わったころには、いろいろやった甲斐があったことを確信したよ。俺たちのセットアップはさんさんと煌めいていた......クリスタルのようにね。俺たちの努力はたくさんのショーがソールド・アウトになって、友達や家族が『Crystals』のライヴ・デビューを祝ってくれたことで報われた。夢のようだったよ!
ケルンでの"凱旋公演"では、メンバーの親たちをステージに上げることができた。ミュンヘン、ハンブルク、シュトゥットガルト、ベルリン、ライプツィヒでクレイジーなショーをやったよ。
大成功に終わったドイツ・ツアーから戻ると、ほんの数日間だけオフを取って、それから『Crystals』のロシア~ベラルーシ・ツアーのためにベラルーシに飛んだ。ロシアは4回目だから、何を期待すればいいかはわかっていた。もちろん、ロシア人はパーティの仕方を心得ているよ。そこで俺たちはボクサーパンツを数枚とシャツを数枚引っ掛けて、ウォッカの国へと旅を始めたんだ。8日間で5回のショー、たくさんのインタビュー、サイン会と、休む暇もなかったね。今までのツアーでの経験からも、ロシア・ツアーはいつもクタクタになるのはわかっていたけど、そんなのクソ喰らえだ。楽しい時間を過ごせるってことは、間違いなく努力の対価だからね。さて、9時間ほとんど時間もなく、浴びるほどビールを飲んで、たくさんのクレイジーなやつらが俺たちの音楽で踊ってくれたあと、俺たちはドイツに戻ってきた。俺たち史上最高のロシア~ベラルーシ・ツアーだったんじゃないかな。
プロモーターもブッキング担当者も素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、パンツをずぶ濡れにして、フリーハンドでタトゥーを彫って、ホテルの部屋を破壊して、自分で作った酒を何ショットも飲んで、最高にクレイジーな夜を過ごすことができたよ。


-前回のコラムに出てきた「Best Day (feat. Sido)」のミュージック・ビデオを見ました。撮影はいかがでしたか?エピソードなどあればお願いします。


「Best Day」のビデオは今までのビデオ撮影とは全然違ったね。初めてビデオ・プロダクション・チームを起用して、作業を全部やってもらったんだ。......俺たちの他のビデオと違って、実際のビデオのメイキングは俺たちだけじゃなくて、このチームの協力を得て行った。そうすれば基本的ないくつかのことに専念できるからね。それから、人気ラッパーに出演してもらったのは素晴らしかった。ビデオの撮影は俺たちのふるさとの近くで撮ったのもあれば、ベルリンで撮ったのもあった。出演してくれたみんなに会えたのは本当に楽しかった。たくさんの友だちとみんなでタムロしたような感じだった。と言いつつ、ビデオの編集とか技術的なことに関わらなかったのは不思議な感じだったね。まあ時には何かを手放すことも必要だから......最終的には大満足の結果になった。このビデオはまさに俺たちの目指していた仕上がりそのものなんだ。いろんなキャラクターの最高の1日を表している。


(次回へ続く)

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