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BLUE ENCOUNT田邊駿一のMOVIE ENCOUNT!(略してムビエン。) vol.5

BLUE ENCOUNT田邊駿一のMOVIE ENCOUNT!(略してムビエン。) vol.5

いつも、僕がオススメする映画をご紹介させていただくこのコラム。今回は少し趣向を変えまして、「一作目は面白かったのに、続編が最悪だった映画を天に変わって成敗しよう!」という企画をお送りします。ネタバレ注意かも。まぁネタバレでもいいか(笑)


その①「スピード2」。日本語版主題歌を小室哲哉さんが担当して話題になりましたな。ってかおい、まずキアヌが出てないゾ。あれはキアヌとサンドラだからいいんだゾ。キアヌ抜けたらイチゴの入ってないイチゴ大福だゾ。ウィレム・デフォーが演じる悪役の設定が強引で泣けてくる。根本的な話、CG処理とかを全然頑張ってない(泣)生の臨場感が売りな作品だったはずなのに。。。なんか、「爆破シーンをやっときゃ盛り上がるっしょ?」的な雑なアクションシーンが多すぎる。前作でしっかりと繋がったキアヌとサンドラの絆を簡単に切り捨てた感じのストーリーも美しくないわぁ。監督さんは一作目と同じくヤン・デ・ボンさん。ねぇ、なぜ同じ監督なのに続編がおもしろくないの?ってか、なんで続編作ったのー?????!


その②「トゥームレイダー2」。全世界で大ヒットしたTVゲームの実写映画化作品の続編。前作は「コンエアー」や「エクスペンダブルズ2」などを手がけたヒットメーカー、サイモン・ウェストさんが監督して大ヒットしました。からの続編。まず、監督が、まさかのヤン・デ・ボン!!!おいおい、「スピード」に続きあなたは一体どれだけの作品をダメにすれば気がすむんですか?!まず、原作のゲームの世界観が大崩壊。アンジェリーナ・ジョリー演じる主人公〜ララ・クロフトは一人で戦うからいいのであって、協力者がいたらゲームファンは涙目だよ(泣)そしてやっぱり無駄なアクションシーンが多いぞヤン・デ・ボン!脚本制作の段階で注意する人はいなかったのか?とにかく、カメラワークといいほとんど全部が嫌い!でも、ジェラールド•バトラーの肉体美は好き。(僕はゲイではありません。)


その③、「サイレントヒル2」。これまた、全世界大ヒットのTVゲームの実写映画化作品の続編。前作はマジでマジで最高。映画史上、最も忠実にゲームの世界を実写化できた作品だと思います。その続編なわけで、このゲームシリーズの大ファンである僕はめちゃくちゃ楽しみにしていたわけです。結果、映画史に残る最悪続編作品になりました。スリルなし、恐怖なし。ストーリーがわけわからない。前作で主人公を追い詰めた悪役「三角頭」がなぜか今作のラストで仲間になってる不祥事。原作の世界を少しでも再現しようとセットや小道具作りに精を出しすぎてアクションシーンが手抜きすぎってどういうことやねん!B級でもない、Z級のダメホラー映画です。


あー、スッキリした。本日は3本ご紹介しましたが、まだまだ氷山の一角。今後も機会があればどんどん最悪続編映画をみなさんにご紹介していこうと思います。逆に、これをご覧のあなたも一回はこの作品たちを見て、あなただけの「許せないシーン」を探してみるのもいいかもしれません。その意見を後日たくさんの人とディスカッションしてみるのも映画の醍醐味の一つですよ(^-^)



『スピード 2』

1997年 | 121分
【製作国】アメリカ
【監督】 Jan de Bont
【キャスト】
Sandra Bullock / Jason Patric 他



『トゥームレイダー 2』

2003年 | 117分
【製作国】アメリカ / ドイツ / 日本 / イギリス
【監督】 Jan de Bont
【キャスト】
Angelina Jolie / Gerard Butler 他



『サイレントヒル : リベレーション』

2012年 | 94分
【製作国】カナダ / フランス / アメリカ
【監督】 Michael J. Bassett
【キャスト】
Adelaide Clemens / Kit Harington 他

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