MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

零[Hz]

2022.05.11UPDATE

2022年05月号掲載

零[Hz]

メンバー:ROY(Vo/Lyric) Rio(Gt) Leo(Gt/Prog) TEIKA(Ba) RYOGA(Dr/Mani)

インタビュアー:杉江 由紀

-Rioさんの推し曲はどちらになりますか。

Rio:新曲たちもいっぱい入っているのでそれも嬉しいんですけど、初回限定盤のボーナス・トラックになってる「THE DOPERA」が再録バージョンで、個人的にはこれもめちゃくちゃ気に入ってます。

Leo:もともとは2019年7月に以前の所属レーベルから出したシングルの表題曲で、今回アルバムを出すとなったときには、(前のアルバム以降の)各シングルのリード曲はすべて入れておきたかったし、近年ずっとライヴでも盛り上がる重要な曲になっているので、今回は初回限定盤のほうに再録することにしました。

Rio:今回この曲を再録したことによって、自分たちにとっての大切な何かを取り戻せたような感じもあるんですよ。そういう意味でもこれは大事な曲なんです。

-メイン・コンポーザーであるLeoさんからすると、どれもかわいい子供たちばかりだとは思いますが、強いて挙げるならばどの曲を推されます?

Leo:自分の曲だからどうこう以前に、僕は零[Hz]ってバンドの音楽が大好きなのでなかなか決めがたいところはあるんですけど......2曲いいですか? まずは「N0.name」で、これは表題曲とかじゃなく、アルバム曲だからこそこのかたちにすることができたものだと思いますし、初めてテンポ・チェンジを導入した曲になってます。これはROYの歌うサビメロが超絶好きなんですよ(笑)。あと、もう1曲は通常盤の最後に入ってる「ZEUS」です。シャッフル調のリズムが特徴的なのと、これもROYの書いている歌詞が熱いんですよ。そこがすごく好きです。

-全能の神とされるゼウスにたてつくかのような、"諦める事を諦めてやればいい"という詞は、とても挑戦的で刺激的だと感じます。

Leo:しかも"Disturb"、"Survive"、"Venom"、"Rendezvous"って、ここまでに出してきたシングルのタイトルが、最後のほうに入ってるコーラス部分の歌詞として出てくるじゃないですか。アルバムの最後を飾る曲で、改めて強い意思表示をしているところが本当にいいなと思うんです。テンポの面で言えば速いわけじゃない反面、スローでも、力強い音と歌で圧倒的なパワー感を生み出すことってできるんだなということを実感した曲でもあります。

-「ZEUS」は『ZODIAC』までの布石と、このアルバムのコンセプトをすべて回収した曲になっているのですね。

ROY:12星座にまつわる神話のすべてに絡んでくるのがゼウスで、ラスボス感のある存在なので、「ZEUS」という曲も、このアルバムの中でのそれに近い立ち位置の曲になったんじゃないかと思います。

-そんなROYさんは、推し曲としてどちらを挙げられますか?

ROY:「enigma」ですね。サウンドの面で、Leoが新しいことをちゃんと取り入れてくれているのはもちろんなんですけど、その一方で端々には昔の零[Hz]を思い出させてくれるような面影もあって、それが昔とは違う最新の感じで進化したかたちになっているところが、僕はすごく嬉しいんですよ。そして、詞に関しては自分の中にある"好き"っていう気持ちをテーマにして、今思っていることをとても素直に書けたのでそこも自分でお気に入りです。"好き"っていう気持ちには自分でも謎なところがあるし、どこかアンビヴァレンスな部分まで上手く表現できたと思います。

-なお、今作『ZODIAC』にはバラード「Is This Love~夜明けの前~」や、アコギを大胆に使った「raison d'etre」など、他にも魅力満載な楽曲たちがあれこれと詰まっておりますよね。

ROY:「Is This Love~夜明けの前~」は上手く歌おうみたいな感じではなく、感情を大事にしながら歌っていきましたね。詞も飾っていない言葉で書けたのが良かったです。

Leo:「raison d'etre」に関しては、今までの零[Hz]にはなかったようなサウンドに仕上がってる曲だと思います。これはアップテンポの曲なんですけど、僕もRioも全部あえてアコギで弾いてるんですよ。この曲のために機材も新調して、今ライヴでもふたりでアコギ弾きまくってます(笑)。

Rio:マジでめっちゃカッコいいですよ。ライヴでアコギで弾いてても全然フォークっぽくはなってないし、弾いててもすごく楽しいです。

-さて。ライヴと言えば、今まさに零[Hz]は今作『ZODIAC』を生で披露していく全国ツアーにいそしんでいらっしゃる真っ最中となります。今グランド・ファイナルに向けてはみなさんいかなるヴィジョンをお持ちでしょうか。

RYOGA:今回のツアーは今やってる"ACT1"と次の"ACT2"があって、Zepp DiverCity(TOKYO)は"ACT2"のファイナルなんですけど、とにかく自分たちにとって今までで最大キャパの会場ではありますからね。すでに今の段階から、そこで最高のライヴができるようにという姿勢で今は各地を回ってるんですよ。ここからもっといろんなところにいるみんなに会いに行って、僕たちの気持ちをたくさん音で伝えて、9月にはそのみんなとZepp DiverCity(TOKYO)でまた会えたらいいなと思ってます。

Rio:そういえば、『ZODIAC』には「エンドロール」というRYOGAが作詞をしている曲が入ってるんですよ。これが非常にお洒落なタイプの聴かせる曲になっているのと同時に、メッセージ性もある感じなので、ここからライヴでどう育っていくのかも僕としては楽しみです。

ROY:この「エンドロール」は自分じゃ絶対書けないようなきれいでロマンチックな歌詞になってるので、僕としては"そうか、こんな表現方法もあるんだなぁ......!"ってとても勉強になりました。いいですよね。

RYOGA:いやいや、そう言われるとちょっと恥ずかしい(笑)。

Rio:零[Hz]のライヴにはみんなで盛り上がって楽しむゾーンと、じっくり聴いてもらって楽しんでもらうゾーンが両方あるので、この「エンドロール」も含めて、今回のアルバムの曲たちはセットリストを組んでいくうえでも組み甲斐がすごくありますね。

TEIKA:正直言うと、最初にZepp DiverCity(TOKYO)を決めたときに僕はちょっと不安もあったんです。だけど、春にSpotify O-EASTでやって、こうして『ZODIAC』というアルバムを完成させて、今またツアーに出てみたらその不安はもうなくなってました。ひとつのドラマとしてはもう少し波乱とかあったほうがいいのかもしれないですけど(笑)、このまま行けば僕らはもう優勝確定です。

Leo:それに、Zepp DiverCity(TOKYO)は零[Hz]にとっての到達点ではなく通過点だからね。現段階だと36本あるうちのまだ4本しか終わってないとはいえ(※取材は4月下旬)、TEIKAも言ってたみたいに今はここからどうなるんだろう? って不安よりも、ここからもっと良くしていきたいという希望のほうが断然大きいです。なんなら、もうZepp DiverCity(TOKYO)の先のことまで考えたりして、もっとこの先が楽しみになってる状態なんですよ。

ROY:ライヴをたくさんやっていくことで鍛えられていくのは間違いないと思うので、僕はこれからも夢を見続けていたいなと思ってます。バンドを始めた頃からずっと考えてる"武道館に立ったらどんな感じなのかな?"とか、そんな自分の夢をいつかみんなの夢として叶えることができるように、ここからもずっと進んでいきたいです。

TEIKA:あ、個人的には今回のツアーで沖縄に行けるのもわりと楽しみです(笑)。