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INTERVIEW

唯丸®(BLACKSHEEP SYNDROME.)× DJライブキッズあるある中の人

2021.10.11UPDATE

2021年10月号掲載

唯丸®(BLACKSHEEP SYNDROME.)× DJライブキッズあるある中の人

BLACKSHEEP SYNDROME.:唯丸®︎
ライブキッズあるある中の人
インタビュアー:吉羽 さおり

-ステージに立つ唯丸®︎さんはこのコロナ禍となって、どう活動するか、メンバーたちをどう動かしていくか、悩ましさはありそうですね。

唯丸®︎:そうですね。緊急事態宣言ですとか、コロナ禍で意図してない事態に振り回された1年だったなというのはあるので。特にBLACKSHEEP SYNDROME.は、大きくなったがゆえに関わってくる大人のほうが多くなって、でもそういう人たちが動けないでいると、やっぱり自分たちでできるかぎりのことをやらないといけないとかもあって。この1年は諸々環境がいい方向に代わる時期で、大人が関わるタイミングだったんです。でも、その発表も後ろ倒しになって。コロナで決まっていたスケジュールもなくなってまっさらになったところで、後出しのスケジュールを詰めていっても、やっぱり噛み合ってないわけですよね。ここでやるべきことじゃないものを急に入れるわけなので。グループとしては、ステップアップをしていきたかったんですが、階段がなくなってしまって更地になってという。そこをどうやって歩くのか、走るのか、止まったほうがいいのか。そういうのに振り回されちゃったなと。

-そこで何をモチベーションにしていたんですか?

唯丸®︎:もう、やるしかないよ、やろうよやろうよって言ってて。それでもなかなかモチベーションが保てない難しさはありましたね。

-誰もが未体験の状況だからこそ、難しさはありますね。逆にそこで趣味を充実させる、できなかったことをやってみるというのはあったんですか?

唯丸®︎:僕、陰キャなので。ずっとゲームやってますね(笑)。

あるある:僕は趣味が音楽で、ライヴに行くのが趣味やったので。ライヴに行けないし、企画もできないしで、いろんな勉強をしたりはしましたけど、あまり面白くはなかったですね。著作権の勉強をして、著作権検定上級を取りました。

唯丸®︎:すごいじゃないですか!

あるある:あとは、SNSマーケティング(SNSエキスパート検定)上級みたいなのも取りまして。そのふたつの資格を取って、燃え尽きました。もういいわって。

唯丸®︎:あるあるさん、"ライブキッズあるある"で商標登録とったほうがいいんじゃないですか。そうすれば自分しか使えないし、商標登録をしたということ自体も話題になりそうじゃないですか。

あるある:実際、みなさんに使ってもらっていいんですよ(笑)。

唯丸®︎:そうなんですか。

あるある:あまり商売感を出しすぎてもあれかなというのがあって。あるあるって象徴なんですよね。それでお金を稼ごうというよりは、お客さんを増やしたいって思いで始めたので。物販もほぼ原価で、あまり金儲けに振り切ってないんですよね。それに付随して有名になったから、別の仕事が来るとかもするので、食いつないでいるという感じです。

-これで利益を得てどこかに還元しようというより、ロック、ロック・シーンが盛り上がればそれでいいんだと。

あるある:そうですね。僕のツアーは、基本0円なので。

唯丸®︎:投げ銭方式なんですよね。それでライヴをするのってすごいなって思います。

あるある:過去で言えば2019年のツアー("ライブキッズあるある中の人企画『ライブ行きたい』2019年夏ツアー編")はZepp(Osaka Bayside)でもやったんですけど、Zepp公演でも無料でしたから。

唯丸®︎:マジすか!

あるある:僕は専門学校のイベント制作コースで講師もしているんです。そこから協賛をとってきたりするんですけど、何社か協賛をとってギリギリ無料でできるというか。2階席だけ有料にして、座りたい人だけチケット買ってくださいとして、それでトントンくらいでしたね。

唯丸®︎:ワンマンとかを大きな会場でやるとなると、会場の使用料が高いですしね。僕この前新木場のUSEN STUDIO COASTで主催イベント("東京『黒』FES(ひつじFES)vol.2 - 夏合戦 -")をやったんです。4ステージ作って、61組出てもらったんですけど、ライヴにかかる人件費というのがむちゃくちゃ高くて。

あるある:チケットのモギリとかもそうだし、4ステージ組んだらその設営にもかかりますもんね。

唯丸®︎:屋外にもステージを組んだので、電気とか引くのもそうだし、設営とかにいろいろかかって。こんなに人いました? ってくらい高いんですよね。協賛してもらうっていうのはいいですね。

あるある:僕の場合は金額での協賛というより、専門学校なので、僕の教えている学校の生徒や先生、機材とかも全部導入してもらって。その代わり、学校としては生徒の確保に繋げたいので、高校生に来てもらって機材搬入とかも体験するようなバックステージ・ツアーを組んで、体験入学のようなことをするんです。見ていても、高校生の子も荷物運んでいるだけなのに、楽しそうなんですよね。初めてのことだから。

唯丸®︎:仕事に興味を持ってもらえるのも大きいですしね。

-ライヴのやり方、やる方法を増やしていくことは、これから大事になっていくかもしれないですね。では最後に、それぞれ今後の展望を教えてください。

あるある:まずはアイドルでしょ(笑)。

唯丸®︎:メンズ・アイドルやりましょう。

あるある:アイドルに関しては興味というか、どんな感じができるのかなって。あとはそれこそ今ライヴハウスをやっているので、そこに付随した何かはしたいなと思いますけどね。ライヴハウスの周りで、大学生、その大学限定のアイドル・グループを組んで定期ライヴをするとか。そういう、音楽にまつわる新しいことはしたいなと思いますね。

唯丸®︎:いいですね。僕は、引き続きプロデュースはやっていきたいと思っています。BLACKSHEEP SYNDROME.は11月、12月のツアーで解散となりますが、先日の解散発表文にアイドルとしてステージに戻るつもりは一切ないと書きましたし、アイドルとしては戻らないです。なので最後の最後まで見届けろよっていうことですね。

BLACKSHEEP SYNDROME.
TOUR INFORMATION

"解散主催ツアー"
11月2日(火)大阪バナナホール
11月3日(水・祝)大阪PLUSWIN HALL
11月10日(水)名古屋NAGOYA ReNY limited
11月15日(月)東京 大手町三井ホール
12月9日(木)中野サンプラザ ※ワンマン・ライヴ

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