INTERVIEW
Aldious
2016.10.20UPDATE
Member:Re:NO(Vo) Yoshi(Gt) トキ(Gt) サワ(Ba) Marina(Dr)
Interviewer:米沢 彰
-昨年末にアルバム『Radiant A』(2015年リリースの5thアルバム)をリリースされてから、全国ツアー"Aldious Japan Tour 2015~2016"(2015年12月~2016年4月に開催)を回り、今年4月10日に行ったTSUTAYA O-EASTでのツアー・ファイナル、そして8月には"SUMMER SONIC 2016"出演とかなり充実した活動でしたが、振り返ってみていかがですか?
Yoshi:バンドとして夢に見ていたことが、どんどん叶えられていったというか。このインタビューが出るころには終わってると思うんですけど(※取材日は9月29日)、"LOUD PARK 16"のさいたまスーパーアリーナとか、"VISUAL JAPAN SUMMIT 2016"の幕張メッセとか、本当に今まで出たことがないような広い会場で。やっぱりやる側としては、小さいライヴハウスでお客さんがいなくても、同じ100パーセントの力でやろうって気持ちもあるんですけど、見たこともないようなすごい光景を目の当たりにしただけで、バンドをやってきて本当によかったなって思います。今まで感じたことのないような感動をもらえて"こんなこともうないだろうな"ってことが、どんどん更新されていっているなって。こないだの豊洲PITでのライヴ(※9月24日に開催した"Aldious LIVE 2016")もそうなんですけど、"わぁ、こんなの初めてだ!"って感じて。"今までで一番感動した!"っていうのが常に更新されていった1年だったと思いますね。
Re:NO:今Yoshiが言ったように、メンバーの夢だったことがこの1年で叶っているっていうのが、まさにそのとおりだなって。でも、だからこそ今まで踏み込んだことのない世界だったので大きいステージでやった喜びもありつつ、まだまだやれることがいっぱいあるし、足りないところもすごく見えてきたような気がします。決して"できた! やった!"っていうだけではなくて、"こういう世界もあるんだ"っていうのを改めて知って、新たな目標も見えた1年でした。
トキ:SUMMER SONIC(以下:サマソニ)やLOUD PARKに出演することは、Aldiousを始めてからホントにずっと夢だったことなので。その夢が叶えられて、喜びや幸せな気持ちが大きかったんですけど、あんなにも広いステージでライヴをやるのは初めてだったので、やっぱり"もっとこうならないとダメなんだな"っていう悔しい部分もあって、一切満足しなかったんです。"もしまた出演することがあったら次はこうしよう"とか、そういう新たな目標もどんどん更新されていって。たった1年っていう短い間だったんですけど、それが今までにないくらいいくつもレベル・アップしていってる途中なのかなって思います。もちろん、ツアーですごくたくさんの土地を回らせてもらったのも今回が初めてだったので、バンドとしてどんどん成長しているなという実感はあります。
サワ:今年は、今まで行けなかった地方にもたくさんツアーで回らせていただいたのと、あとは夢だったフェスにもたくさん出演させていただきました。他のメンバーも言ってるんですけど、嬉しい中でも新たな課題や、これからに向けての挑戦をすごく意識させられる年になりました。
Marina:自分は加入して丸1年になるんですけど(※2015年4月加入)、本当に怒濤の1年だったというか。たくさんの会場を回らせていただいて、この5人体制でライヴをやるところから作り上げていきました。やっぱりライヴを重ねていくうちに、バンドとして団結していくのも見えてきた年でしたし、大きな会場でやる機会もいただいて。これまでワンマン・ツアーばかりやってきた中で、他のアーティストさんが大きな舞台で演奏されているのを観て、参考になる部分があったり、自分たちが演奏した映像を観て、自分たちはこう動いたと思ってても、"こういうふうに小さく見えるんだ"っていうギャップもあったりして、勉強させられる日々だなと感じていますね。
-10月26日にシングル『Female Warrior / ノスタルジック / fragile』のリリースを控え、10月12日には、O-EASTで行われた"Aldious Japan Tour 2015~2016"のツアー・ファイナルを収めたDVD『Radiant A Live At O-EAST』をリリースされますね。O-EASTのライヴで、特に印象深かったことなど教えていただけますか?
Yoshi:私は、昔から"レーザーを使ってみたい"っていう夢があったので、"O-EASTでどんな演出がしたい?"って聞かれたときに、"レーザーを使ってみたいです"って言ったら、会場全体がレーザーに包まれてるような感動的な演出で、動画や画像で見てすごく感動しました。ただ、あれってステージからは全然見えないんですよね(笑)。なので、客席でレーザーを使った演出があるライヴを体感してみたいなって。こないだの豊洲PITでのライヴではレーザーを含めた照明がすごかったって反響もいただいたので、"バーチャル・リアリティで体感できないかな"って思いましたね。
Re:NO:O-EASTでは何度かやらせていただいているんですけど、その中でも初めてのソールド・アウトで。"お待たせしました!"ってステージに出て行ったら、ホントに見たことないくらいフロアが満杯で。そのあとにサマソニや豊洲PITなどでやらせていただいて、また新たな景色も見させてもらってるんですけど、このO-EASTのときは、それまでの自己最多動員数で、会場の一体感もすごくて。拳を上げるような曲では、壁に背中がついちゃうくらい後ろの方にいる人も腕を上げてくれていたのがよく見えました。大きな会場でやったということよりも、"どれだけの人を巻き込めるか"みたいなことをライヴで意識しているので、夢にまた一歩近づいたなって思いましたね。O-EASTでは、自分が経験したことがないほどたくさん拳が上がって。その景色はすごくよく覚えてます。
トキ:私も結構、Re:NOちゃんが言ったことと似てるんですけど、ソールド・アウトしたO-EASTの景色が、自分で思っていたよりもめちゃくちゃすごくて。今までのAldiousのライヴって、観に来てくれた人全員がノッてくれるわけではなくて、もちろん静かに聴いてくれてる方もいるんですけど、O-EASTでは拳を上げたり、笑顔で観てくれたり、身体でリズムをとってくれてる人が、ホントに一番後ろの方までしっかり見えて。それがすごく感動しました。あとは、『Radiant A』のツアーだったこともあって、みんなでジャンプしたり、全員で歌える曲だったり、拳を上げる曲だったり、ライヴ向きの曲がすごく多かったので、ホントに楽しいというか、みんなで一体になって作り上げた夜だったなっていうのが思い出に残っています。それを映像化するということで、私も今から楽しみです!
サワ:このメンバーで初めてツアー・ファイナルを迎えて、しかもそれがDVDに入っていて、隣には新たに加入したMarinaちゃんもいてくれて。改めてこの5人で今頑張ってるんだなって実感がすごくありました。やっぱり、ソールド・アウトした会場のステージからお客さんの笑顔を見れてすごく嬉しかったです。これからも、もっと頑張ろうっていう気持ちになりました。
Marina:私の位置からも最前列のお客さんは見えるんですけど、地方を回っていると、2、3列目以降は、お客さんからも見えないし私からも見えないっていうことが多いんです。でも、O-EASTでは高い台座にドラムを乗せていただいて、そこから見渡したソールド・アウトの景色は、本当に"感動"のひと言で。また、個人的なことになっちゃうんですけど、実は自分が加入することが決まる前にO-EASTでAldiousのライヴを拝見させていただいたことがあって。今度は自分がメンバーの一員になって、そのステージから見渡す景色っていうのは、"ひとつ夢が叶った"というか。2階席からライヴを観たときに、"このバンドに入って、自分がドラムを叩けたらいいな"って思っていたことが実際に叶った瞬間だったので、すごく感慨深かったというか、感動の一夜でしたね。